goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

質問内容がトンチンカンな理由がわかったような気がする

つい数日前、「なるほど、そうか!」と気付いた事があった。

いつものように、おばちゃんから回されてきた書類をシステム入力し、その帳票をプリントアウトして若手くんに渡した。

 

私が処理したものをまず若手くんがチェックして押印してロボットに回覧する。

だが、いかんせん若手くんはその仕事に携わった事がない為、少々複雑な内容の物は見ただけでは理解できない。

 

そうなると、私にまず質問をしてくる。

私は自分がやっていてわかる範囲の事にはちゃんと答えるようにしてはいるのだ
が…

 

若手くんの質問内容がいつも不思議でしょうがないのだ。

 

その若手くんに回した書類が、いつもの契約書とは違ったイレギュラーな内容になっていて、まぁ多分何か聞かれるだろうなとは思っていた。

 

取引先から送られてきた契約書類と、おばちゃんがどこかから入手した金額の内訳書から契約金額をわざわざこちらで計算してはじき出してから入力しているので、まぁどうやって金額を出したのかの説明を聞かなければわからないはずだからだ。

 

そもそも、こちらは言われた通りに入力するだけのはずなのだが、これまたいかんせんおばちゃんが「アタシ関係ないから!」とか言っちゃってやってくれないので、こちらで金額を出すしかない。

 

つまり、本来はおばちゃんがやるはずの仕事を、しょうがなくこちらでやっているのである。

 

私はこの部分に関してロボットなりおばちゃんの上司なりから注意して欲しいと常々思っていて、ある時、契約更新の面談の時にロボットに訴えた事があるが一向に改善されない。

 

多分、おばちゃんにはムリという空気になっていて、そもそも注意などしていないようなので、もうすっかり諦めている。

 

で、今回の分に対して案の定、若手くんが質問してきた。

 

「goru-goruさん、これってどうやって金額出したんですか?」

 

聞かれるままに一応流れを一通り説明した。

 

それで納得したかと思えば、突然まったく方向違いの質問をしてきた。

 

「この内訳の書類って、どうしたんですか?取引先からくれるんですか?システムから印刷出したんですか?」

 

う~ん。

なんでそんな事が気になるんだろうな?
と思いつつ、

 

「私のところにはおばちゃんから書類一式として回ってくるんだけど、その前はどうなのかなぁ。おばちゃんがシステムから出してるのか、他の営業の担当者がおばちゃんに渡してるのか、その辺はわかんないなぁ」

 

と答える。

 

すると若手くんはすかさず、

 

「おばちゃん、これっておばちゃんが自分でシステムから印刷してるんですか?」

 

と、ちょっと離れた席のおばちゃんにわざわざ大きな声で尋ねている。

 

おばちゃんは人から頼られるのが大好きな人なので、喜び勇んでやってきて

 

「あ、それはねー、アタシが印刷してチェックしてからgoru-goruさんに渡してるんだよ」

 

とウキウキしながら答えている。

 

すると若手くんはまた続けざまにおばちゃんに向かって

 

「じゃあ、この振り分け番号もおばちゃんが入力してるんですか?」

 

と質問している。

 

ところが、それに関してはおばちゃんにもわからないらしく、

 

「え?番号?え?え?あ、あ、えーっと、それはもう印刷出したときには勝手に入ってるからー、えーっと、えーっと・・・」

 

と、途端にしどろもどろになっている。

 

まぁなぁ。

 

おばちゃんも私も、回ってきたものを処理するだけの位置にいるんだから、その前の段階で誰がどうしてこうなったかの細かい部分まではわからないよなぁ。

 

しかも、我が社で使用しているシステムは微妙に親会社(つまり取引先)とも繋がっているため、親会社の人が処理しているのか、こちらの営業担当者がいじっているのかイマイチわからないのだ。

 

そんな事をいちいち営業の担当者に聞くわけもなく、回されてきたら処理するだけだしなー。

 

しかも、その若手くん指摘の"振り分け番号"とは、工事に関わる番号だからほとんどこちらの仕事の範疇ではないのだ。

 

で?

 

若手くんは何が疑問なのだろうか?

 

誰がどの段階の処理をしているのかを知って一体どうなのだろうか?

 

回されてきた書類に何か疑問や不備があれば、回してきた人に言えば良いわけなのだが。

 

私の段階で不備があれば、私はおばちゃんに言うし、おばちゃんの段階で不備があれば営業の担当者なり取引先の担当者に言う。

 

ちゃんと段階を経て回ってきた書類に対して、なんで疑問が湧くのかの方が不思議でしょうがないのである。

 

しかも、疑問の矛先がどうでも良い振り分けの番号で、それを誰が処理したのかだったり、誰が印刷したのかだったり。

 

とにかく、“誰が”その仕事をしているのかがものすご〜く気になるらしい。

 

そこでふと思い出すある一文。

 

「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。」

 

そう、かのドラッカー大先生の一文である。

”誰が”を考えるヤツはバツって思いっきりダメ出しされてるんだけどな( ̄▽ ̄;)

 

ひょっとしてこの子、一番やってはいけない仕事の仕方をしてるのかもしれない。

 

つまり、自分の前段階の担当者をすっ飛ばして、大元の担当者に直接問い合わせるというルール違反を失礼とも思わずにやっているのだ。

多分。

 

若手くんのことだから

 

「直接聞いた方が早いんで」

 

とかシレ~っと言いそうなんだよ。

 

この会社は、若手くんに限らず担当者に対する敬意が無い人が多い。

担当者を飛ばして直接元の人に聞く人が多いのだが、じゃあなんで私がその仕事やってんの?と言いたくなる。

 

しかも、だから私は入力だけしてる担当だから、その前の段階で全部揃えておいてもらうべきって何回も言ってんだけどね。

 

つまり、金額をはじくのは本来おばちゃんの仕事なんだから、一連の流れはおばちゃんが若手くんに説明するべきで…

これもおばちゃんによる弊害の一つでもあるんだよなぁ。

 

まぁそういうのはいつか自分に返ってくるわけなんだけどね。

 

本来は自分の上司であるロボットに報連相するべきなのに、すっとばしてブチョーだのセンムだのに報連相したりなんかしてなー。

 

この子がやたら本社のお偉いさんや親会社の人の覚えめでたい理由がなんとなくわかったような気がするわ。

 

もう前任上司とそっくりだよ。

前任上司も更に上の人(しかも直接社長に!)にいちいち誰それがどーしたこーしたとチクったあげくに、すっかり周りから総スカンでチクリ屋として名を馳せたらしいからねー。

 

まぁそれも社内政治の一環で、生き残りの戦略としては有りかもしれんが人としてサイテーな事には違いないだろー。

 

仕事ではなく、こんなやり方で上を目指している所にやっぱり真摯さは見いだせんよな。

 

まだ若いのに、変な考え方がすっかり身についちゃっててなんか可哀想になってきた(-_-)