ユッカ、お前もか・・・
なんとなくそんな気はしていた。
してはいたが、やはりユッカにもハダニが湧いていた。
ユッカも、届いて少し経った頃から、なんとなく葉の色が悪く、今ではちらほらと枯れてきている部分がある。
ところが、ユッカの場合は枯れていてもあまり気にならなかった。
というのも、ユッカは乾燥を好む。
そもそも日本の気候には適していない為、数年で取り替える事を念頭に置いた方が良いという記事を読んだからだ。
枯れるのも当然という前置きがあった為、枯れはじめていてもあまり気にならなかったのだ。
ところが、パキラの一件があって、よくよくユッカの方も観察してみると、葉の表面が粉をふいた様になっている。
なんとなく虫にやられたかのような斑点が葉の表面に出来ており、葉の付け根には蜘蛛の巣のような細かい糸が張られていた。
こちらもやはり、ハダニが湧いていたのだ。
早速、殺虫剤を撒いて、その後様子を見ているのだが、パキラとは違い、元々動きの少ない木である。
今のところ、劇的に元気になって感激という事態にはなっていない。
このユッカは、件のパキラと同じ園芸店からやって来た。
贈り主は全く別の企業だが、近隣の園芸店といえば限りがある。
同じ店に重なって注文が入るのは当然だろう。
そのおかげで、同じ植物ばかりが重なる事なく、色々な種類が届いたわけだ。
一方にハダニが湧いていれば、もう一方にも湧いていて当たり前かもしれない。
元の管理者が同じだった為か、このユッカとパキラは同じ質の土に植えられている。
湿ったような色と質感である。
水やりの際には、指で触ってみて湿り具合を確認してからやってはいるが、本当にわかりにくい。
園芸店によって、扱いにここまでの差があるのかと、そちらの方に驚いているところだ。