胡蝶蘭近況
バタバタしていてなかなか写真を撮る事が出来ずにいた胡蝶蘭だが、咲き始めてから約3ヶ月。
まだ元気に咲いていたりする。
厳密に言うと、2つの鉢のうち片方は萎れて処分したが、片方はまだしっかり咲いている。
画像は去年の暮れに撮影したもの。
年明けに出勤して見てみたら、大きな鉢に植え替えた方の花が垂れ下がっていた。
その2日後くらいに、全部の花がすっかり萎れてしまったので、茎の根元から5センチくらいの所で切って処分した。
約3ヶ月間もお疲れ様でしたm(_ _)m
でも、植え替えていない小さい鉢の方はまだ元気に咲いている。
ビニール被せをしている時は、この小さい方が芽が出るのが遅くて発育がイマイチな気がしていたのだが、成長してみるとこちらの方が立派な花が咲いた。
大きな鉢の方は花が5個咲いたが、小さい方は全部で7個規則正しく並んで咲き、立派な一枝になったのだ。
今もまだ7つともちゃんと咲いているところを見ると、結果的にこちらの方が健康に育ったのだと思う。
違いは何かと言えば、「途中で植え替えたか植え替えていないか」しかない。
植替え自体の問題ではなく、植え替えた鉢の大きさと水苔の分量ではないかと自分で勝手に思っている。
多分、両方とも水苔の量はほとんど同じだと思う。
鉢の大きさが違うので、大きな鉢の方がゆったり植わっている。
小さい鉢の方はギュウギュウに水苔を詰めてある。
おそらく、そのギュウギュウの感じが良かったのだろう。
ある程度詰まっているから、一度水をやると鉢が小さいのに水苔が渇きにくい。
大きな鉢の方は緩めに植えた分水苔の分量が少なかったせいか、いつも先にカラカラに乾いていたのだ。
そういう保水の状態でも成長具合が違うのかもしれない。
そういえば、どこかの胡蝶蘭の専門サイトで、小さい鉢に詰めて植えた方が良いと書かれていた。
普通の胡蝶蘭(ミニサイズではない方)でも4号鉢が適しているらしく、どう見てもアンバランスで倒れそうに見える。
それでもやっぱり4号鉢が良いって事なんだろうな。
単純に「ぎゅっと締めた方がいいのか~」と理由もわからず思っていたが、結局は保水の加減じゃないのかな?
実際はどうなんだろう?
でもやってみると、普通サイズの胡蝶蘭を4号鉢に植えるのはなかなか難儀なのだ。
実際は、4.5号鉢(ちょびっとだけ大きい)を使って植えてある。
それでも伸びた根っこを中心に集めて真ん中に水苔を抱かせるようにし、周りにも水苔を巻いて鉢に入れようとすると、デカすぎて入らない。
なんとか無理やり押し込んでやっと納まるのだが、本当にこんなにぎゅう詰めにしてもいいのか?とか思っちゃうんだよ。
根っこが折れそうな気もするし。
それもあって、植え替えた方は6号鉢(と言っても、実は空いている鉢が6号鉢しかなかったからだが)を使ってゆったりと植えたのだが、結局は6号鉢で育てた方が花がゴージャスにならなかった。
う~ん。
ちょっと実験的にどうなるか見ていた部分もあったが、違いがはっきりと出てわかりやすかった。
やっぱり胡蝶蘭って面白いなぁ。
育てるのは面倒なんだけどね。
質問内容がトンチンカンな理由がわかったような気がする
つい数日前、「なるほど、そうか!」と気付いた事があった。
いつものように、おばちゃんから回されてきた書類をシステム入力し、その帳票をプリントアウトして若手くんに渡した。
私が処理したものをまず若手くんがチェックして押印してロボットに回覧する。
だが、いかんせん若手くんはその仕事に携わった事がない為、少々複雑な内容の物は見ただけでは理解できない。
そうなると、私にまず質問をしてくる。
私は自分がやっていてわかる範囲の事にはちゃんと答えるようにしてはいるのだ
が…
若手くんの質問内容がいつも不思議でしょうがないのだ。
その若手くんに回した書類が、いつもの契約書とは違ったイレギュラーな内容になっていて、まぁ多分何か聞かれるだろうなとは思っていた。
取引先から送られてきた契約書類と、おばちゃんがどこかから入手した金額の内訳書から契約金額をわざわざこちらで計算してはじき出してから入力しているので、まぁどうやって金額を出したのかの説明を聞かなければわからないはずだからだ。
そもそも、こちらは言われた通りに入力するだけのはずなのだが、これまたいかんせんおばちゃんが「アタシ関係ないから!」とか言っちゃってやってくれないので、こちらで金額を出すしかない。
つまり、本来はおばちゃんがやるはずの仕事を、しょうがなくこちらでやっているのである。
私はこの部分に関してロボットなりおばちゃんの上司なりから注意して欲しいと常々思っていて、ある時、契約更新の面談の時にロボットに訴えた事があるが一向に改善されない。
多分、おばちゃんにはムリという空気になっていて、そもそも注意などしていないようなので、もうすっかり諦めている。
で、今回の分に対して案の定、若手くんが質問してきた。
「goru-goruさん、これってどうやって金額出したんですか?」
聞かれるままに一応流れを一通り説明した。
それで納得したかと思えば、突然まったく方向違いの質問をしてきた。
「この内訳の書類って、どうしたんですか?取引先からくれるんですか?システムから印刷出したんですか?」
う~ん。
なんでそんな事が気になるんだろうな?
と思いつつ、
「私のところにはおばちゃんから書類一式として回ってくるんだけど、その前はどうなのかなぁ。おばちゃんがシステムから出してるのか、他の営業の担当者がおばちゃんに渡してるのか、その辺はわかんないなぁ」
と答える。
すると若手くんはすかさず、
「おばちゃん、これっておばちゃんが自分でシステムから印刷してるんですか?」
と、ちょっと離れた席のおばちゃんにわざわざ大きな声で尋ねている。
おばちゃんは人から頼られるのが大好きな人なので、喜び勇んでやってきて
「あ、それはねー、アタシが印刷してチェックしてからgoru-goruさんに渡してるんだよ」
とウキウキしながら答えている。
すると若手くんはまた続けざまにおばちゃんに向かって
「じゃあ、この振り分け番号もおばちゃんが入力してるんですか?」
と質問している。
ところが、それに関してはおばちゃんにもわからないらしく、
「え?番号?え?え?あ、あ、えーっと、それはもう印刷出したときには勝手に入ってるからー、えーっと、えーっと・・・」
と、途端にしどろもどろになっている。
まぁなぁ。
おばちゃんも私も、回ってきたものを処理するだけの位置にいるんだから、その前の段階で誰がどうしてこうなったかの細かい部分まではわからないよなぁ。
しかも、我が社で使用しているシステムは微妙に親会社(つまり取引先)とも繋がっているため、親会社の人が処理しているのか、こちらの営業担当者がいじっているのかイマイチわからないのだ。
そんな事をいちいち営業の担当者に聞くわけもなく、回されてきたら処理するだけだしなー。
しかも、その若手くん指摘の"振り分け番号"とは、工事に関わる番号だからほとんどこちらの仕事の範疇ではないのだ。
で?
若手くんは何が疑問なのだろうか?
誰がどの段階の処理をしているのかを知って一体どうなのだろうか?
回されてきた書類に何か疑問や不備があれば、回してきた人に言えば良いわけなのだが。
私の段階で不備があれば、私はおばちゃんに言うし、おばちゃんの段階で不備があれば営業の担当者なり取引先の担当者に言う。
ちゃんと段階を経て回ってきた書類に対して、なんで疑問が湧くのかの方が不思議でしょうがないのである。
しかも、疑問の矛先がどうでも良い振り分けの番号で、それを誰が処理したのかだったり、誰が印刷したのかだったり。
とにかく、“誰が”その仕事をしているのかがものすご〜く気になるらしい。
そこでふと思い出すある一文。
「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。」
そう、かのドラッカー大先生の一文である。
”誰が”を考えるヤツはバツって思いっきりダメ出しされてるんだけどな( ̄▽ ̄;)
ひょっとしてこの子、一番やってはいけない仕事の仕方をしてるのかもしれない。
つまり、自分の前段階の担当者をすっ飛ばして、大元の担当者に直接問い合わせるというルール違反を失礼とも思わずにやっているのだ。
多分。
若手くんのことだから
「直接聞いた方が早いんで」
とかシレ~っと言いそうなんだよ。
この会社は、若手くんに限らず担当者に対する敬意が無い人が多い。
担当者を飛ばして直接元の人に聞く人が多いのだが、じゃあなんで私がその仕事やってんの?と言いたくなる。
しかも、だから私は入力だけしてる担当だから、その前の段階で全部揃えておいてもらうべきって何回も言ってんだけどね。
つまり、金額をはじくのは本来おばちゃんの仕事なんだから、一連の流れはおばちゃんが若手くんに説明するべきで…
これもおばちゃんによる弊害の一つでもあるんだよなぁ。
まぁそういうのはいつか自分に返ってくるわけなんだけどね。
本来は自分の上司であるロボットに報連相するべきなのに、すっとばしてブチョーだのセンムだのに報連相したりなんかしてなー。
この子がやたら本社のお偉いさんや親会社の人の覚えめでたい理由がなんとなくわかったような気がするわ。
もう前任上司とそっくりだよ。
前任上司も更に上の人(しかも直接社長に!)にいちいち誰それがどーしたこーしたとチクったあげくに、すっかり周りから総スカンでチクリ屋として名を馳せたらしいからねー。
まぁそれも社内政治の一環で、生き残りの戦略としては有りかもしれんが人としてサイテーな事には違いないだろー。
仕事ではなく、こんなやり方で上を目指している所にやっぱり真摯さは見いだせんよな。
まだ若いのに、変な考え方がすっかり身についちゃっててなんか可哀想になってきた(-_-)
マボロシドライバー
今朝、出勤途中に車に轢かれそうになった。
車に乗ってる人って、なんであんなにおばちゃんみたいな人が多いんだろうな。
つまり、自分勝手って事なんだけどねー。
駅前の信号がない横断歩道で他の人について渡っていたら、いきなり私のところで車が突っ込んできて
「あぶねーだろーがーーー!!」
って怒鳴られたわけね。
いやいや。
それはこっちのセリフな。
渡ってる人の塊の最後に私が渡ってるの、見てなかったのかね。
ほんと、よくわからんわ〜。
対向車の方も止まって渡りきるのを待ってくれていたので、そのまま無視して渡ったが、混雑してなかったら怒鳴り返してたところだよ。
それにしても、明らかに飛び出した人に向かって怒鳴るのは理解出来るが、自分が突っ込んで来て怒鳴るってどうよ?
ドライバーはよく「事故ったら自分たちの方が不利になるから理不尽」みたいな事を言っているが、そういう態度の人が多いから、車の方が罪が重いという決まりになっているのだろうという事に深く納得したわ。
私は自分が車を運転しないので、運転する人の気持ちはよくわからない。
でも、うすうすわかっている事がある。
「あぶねーだろー!」というセリフの中には「危ないから気をつけてね」という、相手を思いやっての意味はほとんど含まれていないだろうという事だ。
要するに「何オレの進路塞いでんだよ、ふざけんなクソが!」って事でしょ。
というわけで、私は世間のドライバーを全く信用していない。
私が住んでいる地域は中途半端な田舎で、車利用者が多く交通量がそこそこあったりする。
で、これまた中途半端な田舎のおかげで、道路が狭く信号機がない小さな横断歩道が多い。
そこで待っていても、止まって譲ってくれるドライバーなどはまずいないし、スピードを出してどんどん突っ込んでくる。
なので歩行者側が周りを確認して、車が途切れた時を見計らって渡るしかない。
こんな状態ではドライバーを信用する事などまぁ有り得んよな。
ところがごくごくたま~に、道を渡ろうとした時に離れた位置に車が走ってくるのが見えて、
「あー車が来たから通り過ぎるの待ってから渡ろう」
と立っていると、ゆっくり止まって「どうぞ、行って行って」みたいな仕草をして譲ってくれる、心優しい優良ドライバーがいたりする。
そういう時は会釈をして渡らせてもらうが、本当にごく稀で
「近くの川辺でミゾゴイを見た!」
くらいのマボロシレベルである。
ミゾゴイの場合は、環境のせいで数が減ってしまったワケで昔はうじゃうじゃいたらしいが、『心優しい優良ドライバー』は最初からマボロシだよな。
新年早々からやっぱりハゲ広がりそう
まぁ、またイラつく事が勃発したワケなんだけどね。
ものすご~くつまらん事なのだが、その積み重ねがハゲに響くワケで。
今日、出社するなり机にメモが貼られていた。
見ると
「切手 100円×3枚、92円×1枚 購入して下さい」
とロボットの文字で書かれている。
その時は、まぁ何かで使うのだろうと単純に思ってその通り購入したのだが、買ってきた切手をそのまま渡されて
「この封筒にその買ってきた392円分貼ってもらえます?」
と宛名を印刷した封筒を渡された。
はぁ?
普通の長3サイズの封筒に切手4枚分を貼る見当である。
ちょっと待て。
「あのー、要するに392円分を貼る為の100円3枚と92円1枚だったんですか?」
と尋ねると
「うん、そう」
と悪びれもせずに普通に答えるではないか。
「いや、これだと4枚も貼る事になるんで、買う前に言ってくれれば枚数少なく買えたと思うんですけど~」
と言うと、
「え?でもその組み合わせしか出来ないよね。ネットで調べたら300円切手とか200円切手とかなかったから、それでいいんだよ」
などと言う。
そして横から若手くんもすかさず
「200円切手はないですよ、205円だったら有りますけどね」
などと聞いてもいない事をシャアシャアと答えてロボットに加勢している。
それに勢い付いてロボットが
「なー、そうだよなぁ。売ってないよなぁ~」
と二人でそうだそうだと言い合っている。
ちょっと待てやぁ〜。
売ってるんだよ、310円切手。
つまり、簡易書留の金額が『元の料金+310円』なわけで…
わざわざ100円3枚と92円1枚の計4枚も貼る必要はなく、310円と82円の2枚を貼れば済むんだよ。
しかも、手持ちの切手をかき集めて貼るわけでもなんでもなく、わざわざ買いに行ってるんだから、買う時に窓口で
「392円分ください」
と言えば、一番少ない枚数で売ってくれるはずなのだ。
最初から「100円×3枚、92円×1枚」などと書かずに「392円分の切手を購入して下さい」って書いててくれれば良かったんじゃね?
ほんとーにしょうもない事だけど、こういう事が日常的に多すぎるんだよ、この
人。
なんでもっとスマートに仕事が出来ないのかねー。
なんか〜、こっちがレベル下げて付き合うのに段々しんどくなってきてるんだよなぁ。
新年早々からハゲが広がる勢い
まぁ実際新年から広がっているのかはよくわからないが、出来初めた時よりは確実に面積は大きくなっている事は確かである。
これ、仕事辞めたら治るのかなぁ~。
つい先日、美容院に行ったら
「あー、生えてきてるねー」
とは言われたものの、後ろは自分では見えないし、頭頂部はかろうじて見えるが、鏡に映っている限りでは思いっきりハゲている。
美容師が言うには、「まだ生えてきたばかりだから頭皮の白が目立つだけで、ちゃんと生えている」との事。
まあ、もうちょっと伸びたら気にならなくなるのかな。
まぁ、ハゲはさておき、本当に新年早々から仕事がスムーズに進まない事といったらないわけで…
昨年末から引き続き、事務系統の仕事といえば月末月初の月次処理に追われている。
しかも、律儀に四半期決算などという処理を行う会社の為、ただの月次ではなく決算なわけだ。
いつもなら毎年年末ギリギリまで出社で、良くて12月31日から三が日が休み、最悪は本当に三が日だけ休めるというところなのだが、今年は12月29日から1月3日までの会社の所定の年末年始の休みが取れた。
大体が、普段から私に対しては
「休日出勤は禁止、残業も禁止」
とか言ってるワリに、必ず年末近くになると
「goru-goruさん、年末忙しかったら休日でも出てやって下さいね」
と普通に言ってくるから呆れる。
休日出勤も残業も禁止にするならそうならない仕事を回せよ思うのだが、そちらの方向に行った試しはない。
今回は12月29日までの間に散々残業しまくって、大体メドがつくまで処理を終わらせていたので所定通りに休む事が出来た。
で、休み明けで出社するなり、いきなりロボットから月次とは全く関係ない仕事を振られて新年早々イラつく事この上ない。
この人、この部署を統括する立場なのになんでこんなに仕事の状況が把握できないんだろうな。
もう怒りを通り越して笑うしかないわ。
今は年末からの月次でバタバタしてるのがわかっているのかいないのか。
こんなカンジだから若手くんへの教育もトンチンカンで中途半端なのかもなぁ。
で、あげくの果てに
「次の土日、仕事の進捗状況を見て出勤してもらう事になると思うんでよろしく」
とこれまた普通に言ってくるんだよねー。
その進捗状況ってなんなのよ。
私の段階の処理はほぼ年末で終わっているわけで、その後は若手くんの処理でしょうよ。
つまり、若手くんがさっさと進めてくれないと、私までもが休日出勤しなければならない。
まず私に言うんじゃなくて、若手くんに
「早くしろよー」
って言ってくれないといけないんじゃないの?
なんなんだろーな、こちらが若手くんのケツを拭くハメになっているこの状況。
明らか逆だと思うんだけど。
年齢は親子ほども違うが、立場的には若手くんの方が私よりも上なワケね。
当然キッチリと正社員の給与とそれなりの賞与を貰ってるワケね。
なんでこちらがフォロー役になってるんだか。
そういう部分の配慮がまったく皆無なのがロボットなワケ。
ほんと新年早々頭痛いわ~。
というのが、年明けに出社した時の状況だったのだが、結局休日出勤は免れる事が出来た。
私の仕事はほとんど終わっており、あとはロボットがチェックして承認するだけという状態だったので、私がわざわざ休日出勤する意味もない。
これで出勤しろとか言われていたら、もう一つハゲが増えてるとこだったわ。
新年早々、腰にキタ
皇弥栄!
あけましておめでとうございます。
今朝、近くの神社に初詣に行ってきた。
私事ではあるのだが、昨年、急な引っ越しがあった。
それまでの住居で祀っていた神棚が現在の住居では叶わず、やむを得ずお札を返しに以前の氏神の神社に行った。
まあ、お札を返すのは毎年の事なのだが、現在の氏神様に持って行っても良いところを、比較的近いので報告がてら前の氏神様にも参ったというわけだ。
地区が違うが歩ける距離なので、早朝から出掛けて無事お札を返して現在の地区の氏神様に参るべく、そのまま徒歩で現在の氏神様の神社へ向かった。
こちらの神社へは初めて足を向けたのだが、なんと結構な上り坂で、まぁまぁな山にある神社だった。
要するに、海側から山側に引っ越したという事である。
しかも上り坂を上って行く途中、思いっきり黒猫が横切ったりなんかして、なんとも言えない気分になった。
初めてで勝手もわからないまま行ってみたのだが、鳥居をくぐり結構長い砂利道を通って境内に入るとなにやら20名ほどの人が集まっている。
普通にお賽銭を入れてお参りをするだけのつもりだったのだが、社殿が見当たらない。
どうしたものかと集まっている人の脇でキョロキョロしていると、宮司さんらしき人が5センチほどの木のお守りを配ってくれて
「では、これから山に登りまーす。ゆっくり行きますので、皆さん自分のペースで上ってくださーい」
などとアナウンスしている。
えー?
山登り?
確かに、地元の小さな緩い山の中腹に位置する神社である。
そのまま頂上目指して登るんだろうな。
いやいや、私はそれは行きませんよ~。
と思いながら配られた木のお守りを見ると、長い紐が付いていて、首からさげるようになっている。
え~、ただ初詣に来ただけなんだけどなぁと見回すと、人が集まっている奥に入って行く人が数人いた。
おそらくそこが社殿なのだろうとついて行くと、まさしく奥に賽銭箱とガラガラの鈴が見える。
あー、ここでお参りするんだな、となんとか氏神様への初詣を済ませる事ができた。
山登りには参加しなかったが、木のお守りまで頂けてなんだかラッキー気分。
来る時に横切った黒猫は、実は良い事の前触れだったのかもしれない。
が、久々に結構な登り坂を上ったのでかなり腰にきてしまった。
元々腰痛持ちなのでこたえたな~。
つられて山登りとやらに参加していたらエライ事になっていたかもしれない。
だが、この神社では毎年元旦に山登りをしているんだなぁ。
それもそのはず、調べてみて初めて知ったのだが、どうやら白山系の神社だった。
そりゃ上り坂だわ~。
山登りだわ~。
帰り道、川沿いに歩いて帰路についた。
その途中、鴨が川に来ていた。
茶色の頭に緑のライン。
体は全体的にグレー系。
なんという鴨なのか調べてみた。
なになに?
『アメリカコガモ』だって。
アメリカ~??
アメリカから渡ってきたのか?
ブーメランが刺さった日
えーっと。
まー、またやられちゃったワケなんだけどね、おばちゃんに。
もう一人の“真摯さ”のカケラもない人物なので、しょうがないと諦めるしかないのだが、それにしてもなぁ。
資格やら何やらの関係で、ちょっと大きく工事担当者の入れ替えがあった。
それに伴ってシステム上に登録されている担当者を変更登録しなければならなくなった。
しかも、
「A工事とB工事の担当を◯◯さんから××さんに変更」
くらいの入れ替えならすぐに終わる作業だが、
「A工事を◯◯さん、B工事は××さんに変更して、後の進行中の工事は全部△△さんに変更」
とかいう、ホントかいなというオール変更の指示がおばちゃんから回されてきた。
結局、数十件全部、何等かの変更登録をしなければならない。
あーやれやれ。
いちいち全部変更登録すんのかーい。
と思いながらも、やらなければならないのでしょうがなくシステム上の変更をさっさと終わらせた。
とはいっても、私がやっている処理は社内のシステム上の問題なので、やっていなかったり漏れがあったりしても、検索に引っ掛からないだけで、
「あ、変更漏れてました。すみません、すぐやります」
と言ってやればすぐ出来るただの社内処理仕事なワケで・・・
まぁ、いつまでも抱えているのが嫌いな私としては、言われてから翌日にはサッサと処理を済ませ、上司連中に承認印をもらい、なぜか私が入力して各箇所長に印をもらった書類をおばちゃんの方でファイリングするといういつもの流れ通りに、戻されてきた大量の書類をおばちゃんに渡した。
「はい、これ。昨日言われてた担当者変更した分のやつ」
と言って渡すと、おばちゃんは
「あー!あ!あ!コレ!あー!もう変更したんだ!あ!あ!」
とかなんとか量が多くてビビったのか、早く回されてビビったのか、タドりながら受け取っていた。
さらにその翌日。
おばちゃんが、またタドりながら
「goru-goruさん!コレ!コレ!昨日のやつ!コレ!全部変更したでしょ!」
と大声で言ってきた。
「うん、変更登録したけど」
と答えると、
「もう!なんで全部やるのよ!A社の工事だけで良かったのにー!B社の方も変更しちゃってるジャン!!」
はぁぁぁ~~~???
アンタ後は全部△△さんに変更ってメモにまで書いて渡してきたじゃないの。
つまり、A社から受けた工事とB社から受けた工事があって、変更するのはA社から受けた工事だけで良かったということらしい。
ま、そんな事は聞いてなくて、進行中の工事は全部変更って聞いたからAもBも全部まるっと変更したワケだが。
「もう!一応課長にはもう一回確認するけどさー、A社にしか担当者の変更届出してないんだから、勝手にB社の分まで変更しないでよ!課長に聞いてからもう一回言うから!またちゃんと元に戻してよね!」
と、自分の伝達の至らなさは棚に上げてプリプリ怒っていた。
あー、めんどくせ~。
どうせ自分は悪くないとかでまた人のせいにするんだろーなー、と思ったので、
「あー、そう。違うんだったらまた変更するから」
とだけ言っておいた。
なんとなくの聞きかじりで、なぜ全体的に担当者を変更するのかを小耳に挟んでいたので、自分でも勝手に「ああ、だから全体に担当変更するんだな~」と思っていた。
それもあって全部の工事を変更したのだが、A社だけだったんか~い。
と考えながら仕事に戻った。
要するに、それぞれ受け持つ金額の上限が担当者の保持資格によって決まっているため、大きな工事を受け持つ人は他の工事をかけ持ち出来ない。
最近大きな工事の契約があって、その担当者が今まで持っていた工事に名前を載せる事ができないので別の人に入れ替えるという話しだったのだ。
その翌日、おばちゃんがおばちゃんの上司である課長にその旨を尋ねていた。
「課長!あの!あれ!変更のやつ!あれ!」
と、思いっきりタドりながらよくわからん説明をすると、その上司は
「ああ、goru-goruさんが変更してくれてたやつね。もう回ってきたから見たよ」
と言うと、おばちゃんが
「あれ!A社のだけで良かったのに、goru-goruさんがB社の分も変更しちゃったんです!アタシはA社にしか担当者の変更届出してないのに!goru-goruさんが勝手にB社も変更しててー!・・・」
と、案の定鬼の首でも取ったかのように私を悪者にして説明していた。
あー、はいはい。
もういつものお約束だよなぁ~。
悪いのは説明が足りないアンタではなく私ですよ、そうですよ、とすっかりやさぐれた気分で聞いていた。
すると、そのおばちゃんの上司が
「えっ?!変更届、A社しか出してないの?!」
と驚いて訊き返していた。
え?なになに?
何やら雲行きが怪しいではないか。
どゆこと?と思いつつ聞いていると、今度はおばちゃんの方が驚いて
「え?…えっと…A社に出しただけですけど…モゴモゴモゴ…」
と、なにやらはっきりしない返事をしていた。
「え?どっち?B社にもちゃんと出してくれてるんですよね?まだ出してないの?」
と、その上司は詰め寄るように尋ねていた。
おばちゃんは
「え、A社しか出してませんけど・・・え?え?アレ?え?B社にも出すんですか?」
と恐る恐る訊き返していた。
おばちゃんの上司は
「うん、そう。全体的に変更するって言ったでしょ?だからA社もB社もちゃんと変更届出してくれないと、工事が進められないんだよ。早く提出しておいてくれないと工程の関係もあるからね!なんだよ~、goru-goruさんが全部変更登録してくれてたから届け出し終わってるのかと思ってたよー。それ、一番急ぐやつだからちゃんとお願いしますね!」
と、逆におばちゃんにキツめに念押ししていた。
ええええぇぇぇぇぇーーーー?
何そのブーメラン??
つまり私がやった全件変更で合っていたのだった。
一番関わっていて分かっていなければならないおばちゃん本人が一番理解しておらず、きちんと提出しなければならない物も出来ていなかったのだ。
それを、後からどうとでもなる社内処理に対してギャースカ拘ってばかりいて、最も重要な取引先に対するアプローチが抜けまくりだった。
おばちゃんはまた恐る恐るその上司に
「あの、えと、あの、あ、えと、なんで全部の工事の担当者変えるんですか?今までAもBも全部変えたことないから~、えと、あ、え、Aだけ変えるんだと思っててー・・・」
と尋ねていた。
はぁーーーー?!
今~??
ごめん。
小耳に挟んだだけの私ですら「そうか、だから全件変更なんだな」と思ったくらいなのに、実際携わってて直接上から指示されてるハズのアンタがなんでその理解なん?
すっかり耳を疑ってるうちにそのやり取りは終わり、やっとおばちゃんが自分の
仕事を理解したようだが、私、なんでおばちゃんに怒鳴られたんだろー?
まぁ思った通り、その後の報連相は全くナシ。
「私の処理が抜けてた。goru-goruさんので合ってた。ごめん」
みたいな言葉もない。
あれだけギャンギャン喚いて人の仕事にケチつけていた割に、私の変更登録で良かったのか悪かったのか修正がいるのかいらないのか、何の一言もなくそのまま進んでいた。
という事は、結局私の登録で正解だったのだろうが、何か一言あっても良いんじゃあるまいかー。
あー疲れるわーーーー。
シナチョンと仕事したらこんな感じになるのかねー。