デパートのビックリ化粧品売り場
もう何年も前の話になるが、タイトル通り、某デパートの某化粧品メーカーの売り場で、驚くような対応をされたことがある。
私の物ではなく、母に頼まれたファンデーションと化粧下地を買う為に、その化粧品売り場に立ち寄った。
仕事帰りという事もあって、既にデパートの閉店時間30分前という時間だった。
しかし、買う物は決まっているので、滑り込みで大丈夫だろうと踏んでいた。
その売り場に行くと、ベテランらしき美容部員は他の客相手に接客中。
もう一人、若い美容部員が立っていた。
当然、私はその手が空いていそうな若い方に、自分が欲しい物を告げた。
自分が使用するわけではなく、頼まれ物である事と、それ故試し塗り等は必要ない旨を伝えてだ。
ところがである。
いきなり、その若い美容部員は
「ご本人に色をお試し頂かないと、お売り出来ません」
と頑なに言うのだ。
いやいや、ウチの母は数年前から同じ物を使用している、いわゆるリピーターであるので、とにかく同じ物を売ってくれればそれで良いんですよ、といった事を伝えたのだが、それでも
「もし色が違っていたら、使用後は返品がききません」
だの
「前回購入された物とはロットが違っているので、色が少し違うかもしれない」
だのと、イライラしたように言われ、結局売ってもらえなかった。
それだけでもビックリなのだが、じゃあしょうがないので、色に関係ない化粧下地だけでも買って帰ろうと、商品名を告げると、
「それは今品切れでありません!もう、いいから後日ご本人がいらして下さい!」
と「いい加減にしてよ!」という感じでキレたように言われた。
もう驚いたのなんのって…
そんな接客ってある〜??
と驚きつつ、
「もういいです」
とその場を去った。
帰ってから母に、そういう事情で買えなかったと伝えると、母も驚いていて、次からは違うデパートで購入すると言っていた。
こんな横柄な態度の接客業があるのかと驚いた一件だが、ノルマに追われていたり、クレームが多かったり、女性ばかりの職場だったりすると、関係ない人にまで八つ当たりするようになるのだろうか。
世の中、荒んでるなぁ〜。
この一件以来、私はデパートの化粧品売り場には近寄っていない。