自称「犬に詳しい」人、猫にも出しゃばる
以前、自分では犬に詳しいと言っておきながらサッパリだった人の事を記事に書いた。
その時の人物と同じ人が、今度は「猫にも詳しい」と言い出した。
ちなみに私は犬と同様、猫も好きなのでそこそこ知っている方だと思う。
なぜ猫の話になったのかと言うと、その人の娘さん夫婦(別居)が猫を飼っていて、その猫がものすごく大きいという話から始まった。
「なんていう種類?」
と聞くと
「う~ん、なんて言ってたっけなぁ。忘れちゃったんだけど、とにかく大きくて毛が長くてフサフサなんだよ。まだ1歳になるかならないかくらいなのにさー、デカいんだよなぁ」
と言う。
「へぇ~、何だろう、長毛種だったらノルウェージャンかメインクーンかなぁ。ラグドールも大きくなるはずだしなぁ。私けっこう知ってるから写真見せてくれたらわかるかもよ」
ノルウェージャン・フォレスト・キャット
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と言うと、
「オレもわりと詳しい方なんだよね」
と向こうも負けじと言う。
えー、またぁ?
そもそもわかってないじゃんかー、娘の猫。
また犬の時と同じような展開が予想されるんだが・・・(^-^;
で、そう言いながらスマホの写真を見せてくれた。
が、思いっきり後ろ姿で遠目から写した写真だった。
「ええーー、こんな写し方だったらわからないよ~。確かに長毛種っていうのはわかるけどさー」
と言うと、
「また今度娘に留守中のえさやり頼まれてるから、その時に写してくるよ」
と言っていた。
「うん、そうだねー。これだったらペルシャ猫にも見えるし、よくわかんないよ」
と言うと、
「ああ、ペルシャ猫ね。毛の長いやつだよね。顔がペチャッとなってるんだよね」
などと言っていたので、おそらくペルシャ猫ではないのだろう。
遠目の写真を見た限りでは、毛色は白地に赤茶のブチ模様だった。
色から判断してラグドールではなさそうだった。
全体的に丸々した体型に見えるので、ノルウェージャンっぽいんだけどなぁ。
猫しか写っていないので、大きいとは聞いていてもイマイチ比較対象がなくてわかりづらい。
とにかくひたすらデカイデカイとデカさを強調していたので、やっぱり先に出した2種類のどちらかじゃないのかなぁ。
「メインクーンだったら相当大きいはずだよ。小型犬くらいあると思うんだけど。いや、それよりデカいかも」
と言うと、
「えー?!そんな大きな猫っているの?」
という謎の返事だった。
うーん。
本人が言うほど大きくないんじゃね?とそれを聞いて思っていた。
それから何日かして、また猫だけを画面いっぱいに写した写真をみせてくれた。
それは良いのだが、斜め上から撮ったらしく、顔立ちははっきりしないし、今度は体型もよくわからなかった。
今度も猫しか写っていないので大きさが全く掴めない。
相変わらず、長毛種という事と毛色がわかるだけだった。
一つだけ更にわかった事と言えば、頭部の柄はどうやらハチ割れのようだった。
白地に赤茶のハチ割れブチ模様の長毛種。
ノルウェージャンとメインクーンにこういう配色の毛色ってあるのかなぁ。
この人って、写真写すのヘタなんだなぁ、とこの時に改めて気づいた。
「今度さぁ、誰かが抱っこしてるやつと、ちょっとだけ離して顔が映ってるやつ撮ってきてよ」
と頼んだ。
「うーん、あ、そうかー、顔がちゃんと写ってなかったらわかんないか~」
と今初めて気づいたかのように言う。
おいおい・・・
と、一事が万事こんな調子で、他人に対する配慮というものが全く無い。
書類を相手に向けて渡したり、後の人が使いやすいように片づけたり、後ろの人の為にドアを支える、などという事が全く出来ない人である。
高機能とは別人だが、この人も立派な高機能発達障害だと私は前から思っている。
見せる相手に配慮した写真の写し方が出来るはずもない。
言われてやっとわかったらしく、
「今度はちゃんと顔を写してくるよ」
と言って、その場は終わった。
つかさー、そこまで何回も娘さんの所に行くんだったら、何ていう種類か聞けばいいんじゃね?
と思うのだが、どうやらそこまで頭が回らないらしい。
聞いても忘れるのかもしれない。
それから何日かして、また猫の写真を見せてくれた。
どれどれ?と見てみると、今度は娘さんらしき女性の横にチョコンと座った真正面の写真だった。
それを見てビックリ。
なんと、”顔がペチャッとなっている。
「ええええーーーー?!ペルシャじゃん、コレ!」
と思わず叫んでしまったではないか。
ペルシャ猫はどんな猫?性格や値段は?【猫の王様】|猫の総合情報サイト ペットスマイルニュースforネコちゃん
当の本人は
などと意味不明な事を言っている。
「そうだよー、ほら、顔がペチャッとなってて鼻がへこんだ感じになってるでしょ?んで目がクリッと大きいでしょ。なんとなくブスーっとした表情でしょ?愛嬌ある顔してるねーこの子w
大きさもさー、普通の猫に比べたらちょっと大きい程度で大型種ほどでもなさそうだしねー。というわけで、さんざん悩まされたけどペルシャ猫だね。◯◯さんペルシャだったらわかるんじゃなかった?」
と言うと、
「うーん、そっかー、最初からペルシャじゃないと思い込んでたからなぁ~。なんだ、ペルシャかぁー」
などとブツブツ言っていた。
もっと珍しい種類かもと期待してたんだろーか?
つーかさ、猫に詳しいってのはどうなったんだ?