バカ男観察日記2
さて、前回でも紹介した隣のバカ男であるが、もうクレームが入りまくったことは確定でいいんじゃないかと思う。
本当に、驚くくらい静かになったのだ。
彼女もやって来ない。
というか、本人自体がほとんど不在である。
夜遅くに帰って来ても彼女はやって来ず、翌朝には出て行く。
昨晩は帰って来てから電話でしゃべっていたようだが、今までのように大声を出したり甲高い声でウヒャヒャヒャと笑ったりせず、すぐに会話を終えて電話を切っていたようだ。
その前の夜は結局部屋には戻らなかったようなので、本当に静かで平和な日がこの数日続いている。
もうずっと戻らなくても良いんだけど。
今は彼女の部屋に入り浸って、そちらの方で大騒ぎになっている頃なのかもしれんなぁ。
と思っていたら、今日はまた部屋へご帰還だった。
いやいや、帰ってこなくてもいいんだってば、と思っていたらなにやらボソボソと話しているようだ。
どうせまた電話で誰かと話しているのだろうと思ったのだが、すぐにそのボソボソ声はおさまった。
長々と大声で会話をせずに、すぐに切ったようだ。
ところが、それからしばらくしてから誰かが隣の部屋を訪ねてきたようだ。
アパート前の駐車場を見てみると、また普段空いているスペースに彼女の車が泊まっている。
ええ~~~?
2,3日でほとぼりが冷めると思った?
ほんと懲りてないんだね。
だが、彼女が部屋に入ってからもずーーーーっと静かなままである。
そこは一応気を使ってるわけね。
アホか。
そういう問題ではない。
どうやら駐車場関係からのクレームはなかったと見える。
駐車場のオーナーか、そのスペースの借主がはやく気づいたらいいんだけどなぁ。
まあそれよりも、次の部屋探し順調にいってるのかね。
おそらく、家主からは「次、出ていってもらいますからね」的な事を言われてるんじゃないかとも思うのだ。
なぜなら、おそらくだが既に何度目かのクレームなのではないかと思われるからだ。
よくよく見ると、バカ男の部屋のカーテンが、すっかり光を遮るタイプのカーテンなのだ。
在宅時、昼間でも少し暑い日でも完全に閉め切っているので、不思議だと思っていた。
で、カーテンの事を色々と調べて、「遮音・防音カーテン」なるものが存在する事がわかったのだ。
なんでバカ男の話し声が、いかにも大声を張り上げていそうなのにかすかにしか聞こえないのか?
おそらく防音カーテンを使用しているのだろうと思われる。
以前からクレームが多くて、このカーテンを使うようになったんだろうなぁ。
散々周りからクレームをつけられてまで今の部屋に住み続ける意味ってあるの?
はやく次の部屋探して出て行ったらいいんじゃないの?
彼女と一緒に住めばいいんじゃないのかなぁ?
彼女に他人の駐車スペースに無断で泊めさせる事もなくなるよね~。
お前らはドタバタとうるさいんだから、単身者用の静かな建物に住むんじゃない。
ファミリー向けの所へさっさと移るべきでしょ。
バカ男くん、はやくこれ読んでさっさと実行に移してちょーだいよ。
私の部屋の真下には、年配の女性が住んでいる。
つまりバカ男の部屋の斜め下なんだけど、騒ぎは完全に響いてるし、絶対に怖がってると思うんだよなぁ。
それにしても、今ほんとに彼女来てるの?っていうくらい静かだなぁ。
それはそれで余計腹立つわw
もうひと暴れして早く出て行けっつーの。