おやつの時間におやつが途切れなくなった
さて、そんなこんなで相変わらずちょっとした理不尽な被害を受けつつ日々を過ごしているわけだが、最近、めっきり”おやつ”が途切れなくなってしまった。
それというのも、周囲にいい顔をして良く思われたい承認欲求と、goru-goruさんには負けたくないという負けず嫌いがない交ぜになって、毎日お菓子を持って来るようになってしまったのだ。
おばちゃんが。
なにも、毎日頑張らなくてもいいんじゃないかと思うのだが、本人の勝手なので黙って様子を見ている。
私はというと、たま~に月イチくらいのペースで自分が食べたいお菓子を気が向いたら持って行くくらいである。
なんかさー、エスカレートしてどんどん墓穴掘ってるようにしか見えないんだけ
ど…。
で、周りが「おばちゃん、コレめっちゃ美味いっす!」と持ち上げるもんだから、気分が高揚してドンドン持って来るようになった。
まだおばちゃんが頻繁にお菓子を持って来るようになる前のある日、若い社員の一人が
「あれ?今日はおやつ無いんすねー。なーんだ、何かあるかなぁと思ってたのに~」
などと言うもんだから、余計におばちゃんは止められなくなってしまったのだと思われる。
はっきり言う。
バカじゃね?
ちなみに私がその場面に遭遇したら、絶対に言う。
「自分で何か持ってきたら?」
と。
オレオオレオ言ってた社員に言ったのと同じような対応で終わりなわけだが。
だが、実は私のそういう対応に怒るのがおばちゃんなのだ。
そういう素っ気ない返事をすると、
「もう!他に言い方があるでしょ!”今度持って来るから”とかさ~。なんでそんな言い方するのよ!」
と怒られる。
「変かな?だって私そんな頻繁に持って来ないし。持って来ないとダメなの?」
と言い返すと、さすがに強制は出来ない事柄なのでおばちゃんもムッとしながら黙っていた。
そして、おばちゃんが意地でも持ってくるようになったのだ。
まぁ好きにしたらいいんじゃね?としか思わないんだけど、いちいち私に意見したり巻き込んだりするのは勘弁願いたいかな。
最近は派遣さんの感覚もおかしくなっていて、必ずおやつ休憩があると思ってしまっているフシがある。
派遣さんが入社してからずっと毎日おやつが続いているので、そういう認識になっているようだ。
ある日、
「おばちゃんさん、もうすぐおやつの時間なんでお菓子開けて出しましょうか~?」
などとおばちゃんに了解を取っていた。
いやいや、おやつの時間なんかそもそもねーから。
派遣さんのお茶当番の認識はおやつも組み込まれているらしい。
で、おやつを用意してみっちり3、40分ほどお菓子を食べにやってきた他の社員などとおしゃべりをしている。
私からすると、時給で働いている人がそれで良いのかと思わんでもないが、上司が許してるからいいんだろうな。
ちなみに、休憩室にやって来る他の社員は入れ替わり立ち替わりで5~10分ほど休憩して席に戻っている。
派遣さんはその間ずっと休憩室で来る人来る人の相手をしている為、長時間休憩をとる形になっている。
ここで驚くべきは、おばちゃんの行動である。
意外な事に、おばちゃんは最初は派遣さんとワイワイ言いながらおやつの用意をしているのだが、いつも10分も経たずに席に戻って仕事を始めている。
派遣さんと一緒になっておしゃべりに興じている事がほとんど無い。
最初はなんでだろうなぁと不思議に思っていたのだが、よくよく考えてみてわかった。
おそらく、自分が休憩ばかりしていると注意を受けたくないからだと思われる。
えー?
なんだかなぁ。
自分がそう思うんなら派遣さんにもそう言ってあげればいいんじゃない?
ほんと自分良ければすべて良し!一方よし!ってカンジだわ。
で、もっと驚くべきは、その派遣さんの上司である例の犬猫に詳しい○○さんも、派遣さんには注意するでもアドバイスするでもなく、自分だけさっさと席に戻っている。
なんていうかさー、一度この会社に近江商人を招いて講義して欲しいくらいなんだよね。