「フィロソフィー」と鳴く鳥
今朝、自宅近くで鳥が「フィロソフィー」と鳴いていた。
厳密に表現すると、今朝は「キーコーキー」と聞こえた。
実はこの声は昨日から聞こえていたのだが、その時はまともに鳴いておらず「コーキー」の部分しか聞こえなかった。
なので、うぐいすが練習中なんだろうくらいにしか思っていなかった。
ところが今朝ははっきりと「キーコーキー」と鳴いていて、うぐいすではない事に気づいたのだ。
私が初めてこの鳥の鳴き声を聞いたとき、明らかに
「フィロソフィー」
と鳴いていた。
実は、3月の初めに引っ越しをした。
以前の住まいの周辺ではこの鳴き声は聞いたことがなかった。
以前の住まいから徒歩15分ほどの所に移っただけなのだが、ちょっと山側で周りに田畑があるので、やって来る鳥も微妙に違うのかもしれない。
この鳥の鳴き声を初めて聞いたのは7、8年前の職場周辺だった。
その時「フィロソフィー」と鳴いていたのだ。
鳴き声だけが響いていて、姿は全く見えない。
この声を初めて聞いて、変わった鳴き声だなぁと思い早速「フィロソフィーと鳴く鳥」「フィロソフィー 野鳥」などと打ち込んでググッてみたのだが、全くヒットしなかった。
その時期は毎日鳴き声が聞こえていて、ものすごーく気になっていた。
その鳥自体の色や大きさなどが全くわからず、鳴き声しか手がかりがなかったので、しつこく鳴き声が聴ける野鳥サイトで地道に探したら、居た。
イカルである。
イカルを調べていくと、聞きなしのイカルの欄には「ヒチリコキー」だの「月日星(ツキヒホシー)」だの「イカルコキー」などと書かれているが、「フィロソフィー」とは何処にも書かれていない。
「お菊二十四(オキクニジュウシー)」なんていうのもあるが、絶対に聞こえない。
絶対に「フィロソフィー」だってば~。
と思っていたら、ある野鳥好きの人のブログに
「私には”フィロソフィー”と聞こえる」
と書かれていて、やっと同じ人がいたーーーと思ったのだ。
その後、野鳥サイトを色々と巡ったが、「フィロソフィー」と書かれているサイトは遂に見つからなかった。
その後、職場周辺でも鳴き声は聞かれなくなり、フィロソフィーと鳴く鳥の事はすっかり頭から離れていた。
だが、今朝「キーコーキー」と聞こえた時に、「あー、フィロソフィーだ!」とはっきりわかった。
よく通るキレイな鳴き声で、なんとなく物悲しいトーンで鳴く。
なので、イカルの画像を最初に見た時には
「げっ、ごっつい嘴じゃねーかよ~」
と、想像よりドッシリしたイメージの鳥だった事にビビッた( ̄▽ ̄;)
さっきの鳴き声はイカルに間違いない。
が、一応確認しておこうと、鳴き声サイトを検索してみた。
すると、あちこちの野鳥ファンのブログに「聞きなしはお菊二十四やフィロソフィー」とフツーーーに書かれていてなんだか衝撃を受けた私。
7、8年前に必死で調べたのは一体なんだったんじゃーーー。