「明るいバカ」と「暗いけど優秀」
数日前に、何時も訪問しているブログで、タイトルの記事が取り上げられていた。
「上記の二者のうち、新入社員として採用するならどちらが良いか」というアンケートを社会人に対して行った結果、なんと6割強もの人が「明るいバカ」を選んだというのだ。
この記事をアップしたブログ主も、「うそだろ〜?」と「暗いけど優秀」推しだったのだが、私も「えー、うそ〜?」と思わず口に出してしまった。
個人的には、仕事をする上で、明るいバカほど邪魔でチームワークを乱すものはないと思っている。
なので、この結果に私も驚いた。
「明るいバカ」に被害を受けた事がある人が、世間には少ないという事なのだろうか。
常々「明るいバカ」に被害を被っている私としては、そちらを選択する人の気が知れないのだが、よくよく考えれば職種による部分も大きいかもしれない。
確かに、接客やセールスなどのサービス業では、バカはさておき「明るい」の方がクローズアップされて、重宝されるだろうと思う。
生来の人懐っこさと口の上手さで乗り切れるので、バカがカバーされるのかもしれない。
ところが、事務系の内勤だとそうはいかないのだ。
普段はほとんどしゃべらずに仕事に集中するため、「明るい」ことはただうるさいだけ、バカだともっと始末に追えない。
つまり、「明るいバカ」は使い物にならないのだ。
ブログ主も記事に書いていたが、コミュ力だけはやたら高い。
仕事ができなくても上司受けはいいし、仕事の失敗をごまかすのがやたら上手い。
だが、要領が良くて調子がいいので、同僚受けは期待できない。
大抵が同僚に迷惑をかけているはずなのだ。
ブログ記事でもコメント欄でも触れられていたが、「明るいバカ」は大企業に多い。
↑ほんと、コレ。
組合が強くて、使えずとも辞めさせるワケにはいかず、重大な影響を及ぼさない(と上が思っている)ような部署に配属される。
そして、その部署の人間が面倒を見る羽目になるのだが…
大企業は異動も多い。
次の人事異動の季節を心待ちにするしかないのだ。