goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

皆が皆同じように思ってるわけでもなかった

派遣さんが辞めて2、3日経った頃、派遣さんが持って来てくれたお菓子の詰め合わせがまだまだ残っていて、休憩室にはずっと置かれている状態だった。

社員はそれぞれ休憩時にちょこちょことつまんでいた。

私も休憩がてらお茶を汲みに行ったついでに食べていた。

 

その時一緒になった営業の男性社員が、派遣さんが置いて行った手紙を読んで

 

「こんなの何ヶ月しかここに居なかったから言えるっていうだけだよなぁ。イヤな目に遭ってないし、仕事は楽だし周りからはチヤホヤされるしなぁ。本人は相当楽しかったみたいだけど、何年もいたらこんな感想になるわけないって。俺なんかやめる時にムカつくやつ殴ってから辞めようってマジで思ってるもんな~」

 

と、言っていた。

他にも営業の社員が2人いて、

 

「あー、そうだよな~」

 

と口々に言いあっていた。

 

マジか。

アンタらがまさに派遣さんの事チヤホヤしてたんじゃないんかい。

と思っていたのだが、どうやら全員がそういう目で見ていたわけではないらしい。

全員が派遣さん派遣さん言っていて、辞めるのを惜しんでいるのかと思っていたので、その営業の社員たちの会話にちょっと驚いた。

 

なんか意外だなぁとその時は感じたのだが、結局は派遣さんに手厚かったのは極々一部の人だけで、ほとんどの人はそんなに関心持ってないっていうかなんというか。

 

で、派遣さんが辞めてから5日ほどが過ぎた頃、たまたまお茶当番だったので休憩室でお茶を沸かしたり洗い物をしていた。

時間は丁度おやつ時かな~という時間帯だった。

その時、事務所の方からワイワイと声が聞こえてきた。

 

営業の管理職の声で

 

「お客様だから丁重に応接室にお通しして~、ワハハハ」

 

などと冗談っぽく言って笑っている声が聞こえてきた。

なんだろうな、本社あたりから誰か訪ねて来たのかな、と思った。

 

しばらくしてからガヤガヤと2、3人がしゃべりながら休憩室に向かって来た。
誰が来たんだろうなぁ、と思っていると、

 

「あー、こんにちは~」

 

と言いながら辞めた元派遣さんが入って来た。

 

えええー・・・( ゜Д゜)

辞めてからまだ1週間も経ってないのにもう来たの?

 

と驚きながら

 

「えっ?ああ、お疲れ様です~…。歩いて来たの?暑かったでしょ~」

 

と言うと、

 

「はい~、すっごく暑かったですぅ~」

 

と無邪気に返してくる。

いやいや、ついこの間大々的に送り出してもらったばっかりなのに来るの早くないですかね?

 

よくよく聞くと、クリーニングした制服を返しに来たらしい。

ああ、そういう事かと思ったが、制服をわざわざ返却させてるとか意味不明。

新上司さん、そういうところが本当に気が利かないのだ。

 

制服といっても作業服だという事もあって、使い回しはしていない。

返されてもどこに保管するんですかー。

しかも、小柄な派遣さんのサイズを次に誰が着るんですかー。

というわけで、返却されても困るっつーかなんつーか。

 

そんな事を何も考えずに新上司さんは派遣会社の担当者にクリーニングしてから返却するように言ったんだろうなぁ。

それをわざわざ持って来てくれたらしい。

 

そんな説明を聞いている間におばちゃんがドンドンと事を進めていた。

見ると、来客用のアイスコーヒーをわざわざ来客用のグラスに注いで元派遣さんに出していた。

うわ~、本当に来客扱いするんだなぁ、と呆れた。

 

で、もっと驚いたのは、自分たちもドサクサに紛れて来客用のアイスコーヒーをジャンジャン注いで飲んでいた。

まぁそこはさすがおばちゃんだわ、と感心してしまったのだが。

 

そうこうするうちに、普段派遣さんと仲の良かった人などが休憩室に集まってきて、おやつを食べながら一緒に輪になっておしゃべりしていた。

新しく入った派遣さんも一緒にその場に居たのだが、皆が元派遣さんを持ち上げてワイワイ賑やかに騒いでいたので、なんとなく置き去りにされている感じに見えて気の毒になってしまった。

 

私は特に元派遣さんとはそう親しくもなかったので、早々にその場を退散して席に戻った。

事務所に戻ると、大半の社員が席で黙々と仕事をしていた。

いつも「派遣さん派遣さん」と仲良くしゃべっていた営業の管理職などは、特に話しに行く事もなく席で仕事を続けていた。

 

こともあろうに、元派遣さんの上司である◯◯さんなどは、元派遣さんがまだいるにもかかわらず「じゃ、オレ今日は半休だから帰るね~」と行ってさっさと帰ってしまった。

ええ~、何その扱い・・・( 一一)

なんか逆に元派遣さんが可哀想になってしまったわ。

 

結局、輪になっておしゃべりしていた人たちもさっさと席に戻ってしまって、相手をしているのは元派遣さんに仕事を教えていたおじさんだけになっていた。

おばちゃんもさっさと席に戻っていてビックリした。

派遣さんが帰る時、おじさんだけが最後に見送っていたようだった。

 

いる間は手厚く対応するけど、辞めてしまった人の事なんかどうでもいいっていう風潮なんだよなぁ。

「また来ま~す」と言って帰っていったらしいが、こんな雰囲気だったら私ならもう来ないかなぁ。

 

のり問題

本当にしょうもない話なんだけど、書かずにはおれないこの問題。

だいぶ前にもチラッと記事中に書いた事があると思う。

職場で使うスティックのりの話である。

 

私は仕事上のりを使用する事が多い。

小さいサイズののりではすぐに無くなってしまうし、広い面に塗る事が多いのでジャンボサイズののりを使っている。

まだ上司がロボットだったある時、そのジャンボサイズののりの在庫がなくなってしまったので、発注しようとした。

注文書をロボットに見せると、

 

「事務用品置き場にのりの在庫いっぱいありましたよ。それが無くなってから発注してください」

 

と言われて、ジャンボのりの注文申請は却下されてしまった。

事務用品の在庫を置いてあるキャビネットを覗いてみると、小さいサイズのスティックのりが箱買いで大量に置かれていた。

いや、これ小さいから使いにくいんだけどなぁ。

この小さいサイズののりは、おばちゃんが自分で使いやすいサイズのものを勝手に大量発注して置いてあるものだ。

私の方で小さいのりを使っても良いが、こんな小さいサイズだと2、3日で1本使い切るだろうなぁ。

ちょっと使用量が多い日だと1日で使いきるかもなぁ、というくらい私はのりを使う機会が多い。

そういう仕事をあてがわれているからしょうがない。

 

で、その小さいのりを使うかどうしようか考えていたらおばちゃんが通りかかって、

 

「それ!アタシが使うのに買ったやつだから!アタシ、契約書作るのに小さい方が使いやすいから!だから!」

 

とかなんとか言っていた。

一応、ロボットに言われた事を説明して

 

「私、小さいのりだったらすぐに使い切って無くなるの早いと思うけど、使っていいかなぁ?」

 

と言うと、

 

「えーー?!そんなのアタシが使う分がなくなるから困るーー!そっちで大きいの頼んだらいいじゃん!」

 

と返してくる。

だからさぁ、話聞いてなかったんかい。

小さいのがなくならないとジャンボサイズ買わせてくれないんだってば。

 

「いや、小さいのがいっぱいあるからジャンボのやつ買えないんだよ。小さいの使ったらダメって言うんなら今度おばちゃんの方でジャンボサイズののりついでに頼んでよ。おばちゃん、上司に申請しなくても買えるんでしょ?」

 

と言うと、

 

「えーー?!アタシその大きいの使わないから関係ないもん!自分で頼んだらいいじゃん!」

 

と返してくる。

いやいや、言われた事務用品を発注するのがアンタの仕事でしょーが。

自分が使うかどうかは関係ないだろその場合。

しかも、一体誰のせいでジャンボのりが買えない状況になってると思ってんだよ、聞いてんのか人の話を。

ゲンナリしつつも

 

「じゃあさ、この小さいやつの在庫が残り少なくなったらすぐにジャンボのやつ発注するからさー、私が発注したあとにそっちで小さいの発注するようにしてよ。とにかく、一回在庫を減らした状態にしないとロボットがOK出してくれないからさー」

 

と言うと、

 

「ええーー!?!?アタシだってのり使うんだから、在庫が減ったら好きな時にすぐ発注する!在庫がなくてすぐに使えなかったら困るじゃん!!」

 

とお怒りモードで言う。

つかさー、アンタって私ほどのり使ってないじゃん。

それなのに、20本入りのを3ケース一度に注文してて、そりゃロボットも在庫あまってるって言うわ。

 

「どうせ発注したら翌日には届くんだから、何本か残った状態で頼んでも間に合うじゃん。そんなにすぐすぐ無くならないでしょ」

 

と言うと、

 

「アタシ、関係ないから!自分が頼みたい時に頼むから!」

 

と言われて、結局話し合い(?)は決裂して終わり。

つかさ、じゃあ私は一体どののりを使ったらいいわけ?

ジャンボは買ってはならぬとロボットに言われ、小さい方の在庫も使うなとおばちゃんには言われ。

これってただの意地悪じゃんか。

なんかさ、ホント仕事を優先的に考えられない人たちが揃いも揃ったりなんだ
なぁと呆れてしまった。

小さいのりの在庫が多すぎると思ったら、ロボットがおばちゃんに注意してジャンボサイズも合わせて買うように指示するべきだし、おばちゃんはおばちゃんで自分勝手に事務用品頼み過ぎなんだから控えるのと、自分が使わないから却下とかあり得んだろ。

事務用品の発注の仕事してるんだから、頼まれたらすぐに発注せえよと。

だが、そこで整わないのがこの会社なんだよなぁ。

 

しょうがないので、ロボットが留守の隙に高機能さんに了解をもらってジャンボのり10本入りを1ケース購入する事に成功。

おばちゃんではないが、私だけが使用するものとして事務用品のキャビネットではなく自分の机の引き出しに隠し持っていた。

 

ある時、社員の一人が私がジャンボサイズののりを使っているのを見て

 

「goru-goruさん、ジャンボのり使ってるじゃないですか、どこにあるんですか?」

 

と聞いてきた。

 

「え?のりだったら事務用品のキャビネットにいいっぱい置いてあるよ?」

 

と答えると、その社員は

 

「あそこにあるのって小さいやつばっかじゃないですかー。あれ使いにくいんですよね~。オレもデカいやつ欲しいんですけど」

 

と言う。

 

「おばちゃんにデカいの頼んでよ。私もジャンボじゃないと全然こと足りなくて
さー、おばちゃんに言ったんだけど自分は使わないからって頼んでくれないし。
しょうがないからロボットがいない時に内緒でこっそり発注してるんだよね」

 

と言うとその社員は

 

「えー、そうなんですか、じゃあオレがおばちゃんに言っても頼んでもらえないですよね?」

 

と聞いてくるので、

 

「いや、大丈夫でしょ、おばちゃん、私以外の人のはちゃんと聞いて頼んでくれると思うよ?」

 

と答えておいた。

が、その社員は

 

「いやー、前におばちゃんに言った事あるんですけど、結局あの小さいのが大量に届いてたんで、デカいのは買ってもらえないのかなぁと思ってたんですよね」

 

と言う。
えー、おばちゃん言われた通りに注文してないんか~、と思っているとその社員が

 

「つかgoru-goruさん、そのジャンボのり、在庫まだ持ってるんですよね?1本もらえません?」

 

と言ってくる。

えー、次いつロボットが留守にして注文できるかわからないし、なるべく在庫を減らしたくないんだけどなぁと思いつつも、頼み込まれてしょうがなく1本渡した。

その社員は「やった!ラッキー!」などと言いつつ席に戻って行った。

 

それからしばらくして、別の社員が

 

「goru-goruさ~ん、デカいのり持ってるらしいじゃないっすかー、オレも1本欲しいっす」

 

と言ってきて、前の人に渡してこの人にあげないワケにもいかず、しょうがなく1本渡した。

これが4、5人続いて、在庫が一気に減ってしまった。

つかさー、こんな状態なのに、おばちゃんが頑なにジャンボのりを発注しないって一体どういうワケなの?

 

で、このやり取りから2年ほどが経つが、おばちゃんが頼んだのりの在庫がやっと2箱に減ったくらいだった。

2年かけて1箱使うかどうかのペースなのに、なんで3箱も頼んでるんだよ、とムカムカしていたら、ある日また在庫が3箱に増えていた。

おばちゃんが追加で1箱注文したらしい。

この人の在庫管理って一体どうなってるんだろーな。

 

そういえば似たような人がいた

これも先月の終わり頃に書きためていた記事。

なかなかアップできずにそのままになっていたが、今日上げておこう。

 

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もう十数年前になるが、派遣で勤務していた時に、後から入って来た別の派遣社員が似たようなタイプだった。

秘書の仕事というわけでもないのに上司にずっとついて行動していて、いつもキャッキャと騒いでいる人だった。

 

その会社は週に一回全体朝礼があり、それ以外の日は各部署ごとに簡単に朝礼を行っていた。

いつもその簡単な朝礼のときはその部署の部長が仕切って皆の前に立って朝礼を行う。

他の社員はその部長に向かう形で立って話を聞いているのだが、ある日からその派遣社員が部長の横にお付きのように立って、皆を見回すように朝礼を行うようになって周囲がドン引きした事がある。

 

何、あの人??

みたいな。

部長が特に「横に立っていなさい」と言ったわけでもなさそうだった事に一同さらに驚いた。

 

そんなある日、その派遣社員が終了時間になっていない3時だか4時だかに突然

 

「じゃ、お先にしつれいしま~す」

 

と言って帰った事がある。

なんかよくわからんが、今日は早退する予定だったんだろうと思っていたら、その派遣社員が所属する総務のお局社員が

 

「ねぇgoru-goruさん、派遣社員さん今日早退するって聞いてた?」

 

と尋ねてきた。

そんな事は全く知らなかったので、

 

「いえ、知りませんけど・・・お局さん、聞いてなかったんですか?」

 

と驚きつつも聞き返すと

 

「そうなのよー、何も聞いてないのに急に帰ったからビックリしちゃってさー。ちょっと課長と部長に聞いてみるわ」

 

と言って去って行った。

 

で、そのお局さんは戻ってくるなり

 

「課長も部長も知らなかったって!ちょっとビックリじゃない?誰にも言わずに勝手に帰っちゃったよあの子~。何考えてんだろ?もう一回課長に注意してもらうように言ってくるわ!」

 

と言ってまた去って行った。

しばらくしてお局さんがまた戻ってきて

 

「課長に言ったらさ、”まぁ今回はいいじゃない~”だってー!”今後も勝手にそんなことされたら困ります!”って言っておいたんだけどさ、ちょっと非常識だよね?頼もうと思ってた仕事もあったのに、ほんと困るわ~」

 

とグチッていた。

そりゃビックリするわ。

言わずに勝手に帰るのにもビックリだけど、”まぁいいじゃない”って一体なんなんだよ。

 

その派遣社員も、タイプがなんとなく今の派遣さんに似ている。

誰にでも愛想良く振る舞うので傍からの印象はすこぶる良いのだが、キッチリ仕事をしているようにはあまり見えないという・・・

高めのカワイイ声でウフフッ、エヘッなどと可愛く笑うので、おっさん連中は何をやっても許す空気になっていたが、その会社にはちゃんと注意するお局が多数居たおかげで、割と礼儀や規則は保たれていた。

なので、その派遣社員はその会社では浮きまくっていたわけだが、その後長続きせずに数ヶ月で辞めていった。

一体何だったの、あの人?

 

その時の派遣社員と今の派遣さんには共通点がある。

 

まず、ロングヘア。

どっちも髪が腰くらいまであるゆるふわパーマで、その時の派遣社員は頭頂部あたりでお団子にまとめていて、あごくらいまである前髪をゆるく垂らしていた。

つまり、まとめているのにカジュアルというかだらしないというか、いつも休日のまとめ髪のような髪型をしていた。

対する今の派遣さんもロングで後ろのかなり上の方でポニーテールにしている。

が、同じくあごくらいまである前髪を、センターで分けてダラッとそのまま下ろしている。

後ろで縛っているわりに、これも休日に適当にまとめたようなヘアスタイルであ
る。

 

で、小柄で細身。

身長が低くて華奢で痩せている。

高くてキレイで可愛い声をしている。

その声でおっさん連中から何を言われてもウフッ、エヘッと笑う。

オヤジギャグを食らっても、上手に付き合って「ウフフフッ、エヘヘッ、アハッ」と笑ってあげるのでそれはそれはおっさんは嬉しいだろう。

 

そして、これがかなりの決め手だと思うのだが、ブサイク。

顔立ちだけ見ると、はっきり言って完全にブスな方寄りである。

その十数年前にいた会社に物凄い美人がいた。

営業事務の人で愛想も良く優しい人だったのに、なぜか男性社員の人気がイマイチだった。

美人すぎると近寄りがたいって本当なんだなぁとつくづく思ったよ。

 

しかも、当時の派遣社員と今の派遣さんって顔立ちがなんとなく似てるんだよ。

いわゆる和風で一重の小さい目、他のパーツも小ぶりでのっぺりした顔である。

一度見ただけでは覚えにくい顔というか、印象が薄い顔というか。

 

そういった事を総合して考えると、顔かたちではなくて雰囲気が良ければ得をするんだなあとつくづく思ってしまったよ。

でも、職場でそういう判断価値を使われると、”ブサイク”以外上の条件に全く当てはまっていない私としては、一体何で勝負すればいいんだかサッパリわからないよね。

毎日堅実に仕事をこなしていても誰も褒めてくれないしなぁ。

やっぱり女性は愛嬌、とかで判断しているこの職場には色んなハラスメントが飛び交ってるんだよ。

 

買い物の仕方でも仕事に対する姿勢がわかるよ

これも先月の終わり頃に書きためてそのままだったので、遅ればせながらアップ。

まだ派遣さんが辞める前の話。

 

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先日、会社で使う備品でちょっとかさばるものを買うために、派遣さんの上司の◯◯さんにホームセンターまで車に乗せてもらえるように頼んだ。

◯◯さんは

 

「今度自分たちもホームセンターに行く用があるから一緒に行ったらいいよ」

 

と言ってくれていたので、便乗させてもらった。

 

派遣さんと◯◯さんは仕事柄ホームセンターでの買い物が多く、しょっちゅう2人で買い物に出ている。

いつも出て行ったら2、3時間くらいは戻って来ないので、よっぽど大量に買い込む物があるんだろうなぁと思っていた。

ちなみにそのいつも行くホームセンターは会社から歩いて10分くらいで行ける所にあるが、大量に買い込む事が多いのか、必ず2人で車で出かけている。

 

で、初めて2人と一緒に行ったのだが、結論から言うと、2人の様子を見ていてすっかり呆れてしまった。

 

聞くと、今回の2人の買い物は大量に必要なものだから事前に注文して取り寄せてもらっているのだそうだ。

ホームセンターに着いて、駐車場に車を停め、

 

「どうもありがとうございました~」

 

と言いながら降りたのだが、降り際に◯◯さんがなにやらボソボソと言っていた。

聞き取れなかったので私はそのまま降りてしまったが、降りようとしていた派遣さんがまた座席に座り直してドアを閉め、シートベルトを締め直していた。
その様子を見ながら

 

「???」

 

と思っていると、派遣さんが窓を開けて

 

「もうちょっとバックしま~す」

 

と、こちらに向かって言っていた。

突っ込み方が足りなかったらしい。

 

ああ、そう。

ええ~~??

それだけの事で降りかけてたのにまた座り直したん?

しかも外してたシートベルトも締め直しますかー( ゚д゚)

 

意味不明だと思いながら、早く自分の用事を済ませたい私は

 

「私、自分の買うもの見に行くから、先に店に入ってるね」

 

と言ってさっさと店内に入り、さっさと自分の買い物を済ませた。

どうせ取り寄せを頼んでいるのだからサービスカウンターにいるだろうと思い、買った物をぶら下げながらそちらに向かった。

 

行ってみると、注文品を受け取って支払を済ませるだけなのに、なにやらサービスカウンターの所でゴタついていた。

丁度私が近づいて行った時に用が終わったらしく、◯◯さんが

 

「しょうがないからもう行こうか」

 

などと言ってその場を離れようとしていた。

私が

 

「もう買い物終わったの?」

 

と2人に聞くと、派遣さん

 

「なんかー、発注ミスがあったみたいでー、頼んでた数量分届いてなかったんですよぉ~」

 

と言った。

 

「え?そうなの?じゃあまた後日出直し?」

 

と聞くと

 

「もうキャンセルしたんでぇ~、この後100均に買いに行こうかって言ってたんです~」

 

と言う。

 

は?

100均でも買える物なわけ?

と思いつつ、

 

「100均に売ってるの?」

 

と聞くと

 

「そうなんですぅ~。本当はぁ、ここに取り寄せで注文した後に100均で見つけてぇ~、注文した分を取り消してもらおうと思ってキャンセルの電話したんですけどぉ~、キャンセル料がかかるって言われたんでぇ~、しょうがないからそのまま頼んであったんですよぉ~。でも店側の発注ミスでぇ~、数が全然足りないんでぇ~、店の責任なんでキャンセル料取らないって言うんでぇ~、じゃあ100均で買おうって事になって~・・・」

 

という経緯らしい。

ああ、なるほどねー。

眠くなりそうな説明を聞きながら大体把握できた。

できたのはいいんだけど、そんなに大量に発注してわざわざ2人で引き取りに来たその品物とは一体何なの?

しかも100均にも売ってるんだよね?

などと考えながら

 

「結局、何を何個発注してたの?」

 

と聞いた。

すると派遣さん

 

「あ、携帯ストラップ30個ですぅ~」

 

だって。

会社支給の携帯電話を首から下げるタイプのストラップを、支給されている社員の数だけ発注してたんだってさ。

 

ええええーーーーー( ゚д゚)

・・・ストラップ30個て、軽く片手で持てるんじゃないですかね?

わざわざその為に車まで出して2人で来たと。

 

う~ん┌(; ̄◇ ̄)

なんなんだろ、この効率の悪さ。

なんだか一気に色んな事が頭をグルグルと巡りつつも

 

「あ、ああー、携帯ストラップ~。ふぅ~ん、30個だったら発注しないと無かったんだ、へぇ~・・・」

 

と、なんとか答えた。

派遣さんはごくごく普通に何とも思っていなさそうに

 

「そうなんですよ~、でもこの間100均見たらいっぱいあったんで~、急に買いに行っても多分大丈夫だと思うんですよぉ~」

 

と答えていた。

なんだかなぁ、と思いながら

 

「あ、そうなんだー、じゃあ大丈夫だねー、ははは・・・」

 

と引きつりながら答えた。

というか、多分引きつっていた。

 

取りあえず、私が買ったデカイ物を車に乗せるべく駐車場へ向かった。

 

「じゃ、このまま100均行くからね~」

 

と、◯◯さんが私の荷物を車に乗せてから言った。

ちなみに100均の店がホームセンターの隣にある。

私も付き合わされるんかい~と思いつつ、2人がそのまま行くなら車を出してもらえないのでしょうがなく付いて行った。

2人がストラップを買い物カゴに入れている間、そっちの買い物は私の方には関係ないので、自分だけグルグルと別行動で店内を見て回っていた。

 

数分経ってからストラップのコーナーに戻ってみると、2人はなにやらしゃがみ込んで

 

「こっちの方が良くないですか~?」

「付け根がこっちのタイプの方が使いやすいよ~」

 

などとキャッキャッとはしゃぎながら品定めをしていた。

つかさー、まだ買ってなかったん?

こりゃダメだと思って、また店内をグルグル回って、ついでに個人的に買おうと思っていた物を見つけたので自分の買い物を済ませた。

もうそろそろ終わってるだろーと思いながら、またストラップのコーナーへ行くと、

 

「えっと~、イチ〜、ニイ〜、サーン、・・・あと5個ですかね~、イチ、ニィ、サン・・・・」

 

などと2人で数を数えていた。

 

えー・・・( ̄д ̄;)

まだ買ってなかったん?

さすがにイラッと来たので

 

「まだ~?ストラップ30個買うだけなんでしょー?」

 

と声を掛けた。

すると派遣さんが、

 

「えっとぉ~、色違いで2色買わないといけないんでぇ~、選びながら数えてたんですよぉ~」

 

と言ってきた。

だから時間がかかってもしょうがないでしょ、と言わんばかりだな。

見ると、ストラップが数種類ぶら下がっている。

買おうとして数えている種類のストラップは2色しかなかった。

どう見ても1色を15本、もう一色を15本数えたらいいだけではないのだろうか?

例えば、派遣さんが赤を15、◯◯さんが青を15数えたらいいだけなんじゃね?

などと考えていると、

 

「もう数え終わったんでぇ~、これで支払ったらいいと思いますぅ~」

 

と言いながら、しゃがみ込んで数えていた姿勢から立ち上がってレジに向かった。

 

レジの所で待っていると、店の人が何十秒かでサクサクと数え終わって

 

「はい、全部で33点ですね」

 

と言っていた。

 

はぁ??

30買うんじゃなかったっけ??

予備で多めに買ったわけ?

と、不審に思ったが、◯◯さんはそのまま支払を終わらせていた。

 

派遣さんが、買ったストラップの袋を下げて駐車場へ向かっている途中で

 

「30個で良かったのに33個になっちゃってましたね~、ウフフッ」

 

と笑いながら言っていてコケそうになった。

 

「え?数間違ってたの?」

 

と聞くと、

 

「そうなんですよ~、ちゃんと数えたつもりだったんですけど、色違いで買おうとしてたからややこしくってぇ~、エヘヘッ」

 

だって。

 

アカン。

前から思ってたけど、この人相当ドンくさいんじゃないだろうか。

◯◯さんがちょっと足りないのは前からは分かってたんだけど、2人揃うと最強だなぁ。

 

つかさー、そもそもそんな物を買うだけの為にわざわざ2人で出張って、しかも車まで出して、サクサク選べず数えるのにもモタついて、だから毎回買い物に何時間もかかってたのかー。

こんな仕事をしてもらう為に入れた派遣でも無いだろーに。

 

まぁこれも前から思っていたが、明らかに上司である◯◯さんの指示がおかしいわけだが。

本来なら、◯◯さんが居ない間に買い物をしたり、留守番で代わりに本社なり下請け業者なりからの電話を聞いて◯◯さんに伝言を伝えたり、自分で出来る処理なら自分でやったり。

そういう事をしてもらう為に派遣を採用したんじゃないんですかね?

この派遣さん、そのどれもやろうとしないんだよなぁ。

 

まぁそもそも◯◯さんが、事務員というよりも秘書のように連れまわしているから、派遣さん自身イマイチ自分の役割が分かっていない所もあるのかもしれないが、それにしてもなぁ。

自分は秘書役として入ったワケじゃないのに、とか思わないんだろーか?

◯◯さんが留守のときに本社からの電話を回しても

 

「アタシ、電話わかんないんでぇ~」

 

とか言って、絶対に代わろうとしない。

しょうがないので、こっちで用件を聞くと、メールを送ったから見ておいてくれって伝えてね、というだけの電話だったり。

それくらいならおバカでも聞けるんじゃないですかね?

そもそも、本社から◯◯さん宛にかかってきて留守だと伝えると、必ずと言っていいほど、「じゃあ、もう一人の人に代わってもらえますか?」と言われるのだ。

つまり、その時点で明らかに派遣さん宛になってるんだよな。

 

派遣さんに代わってくれって言ってるけど?」

 

と言っても、頑なに

 

「えー、アタシ、代わっても多分わかんないんでぇ~」

 

とか言って絶対に代わろうとしないのな。

こんな派遣社員いますかね?

普段は秘書役みたいな仕事してるのになぁ。

アンタがわかるわからないの問題じゃなくて、用件を聞いて上司に伝えろっつーに。

そんな事言い出したらそんな他所の部署の用件、こっちこそわからんわ。

 

で、派遣さんの面識のある人からだと伝えると

 

「あ、はい、代わりま~す」

 

とか言ってちゃっかり電話に出てるしね。

いいですね、出る出ないを選べて。

 

次に来る人はもっとテキパキした人だといいなぁ。

でも、あんまりしっかりした人だと◯◯さんとテンポが合わずにこれまた長続きしなさそうなんだよ。

派遣さんはなんだかんだ言って◯◯さんと合っていて、というか、合わせる事が出来たのか、一応そうやってはしゃぎながら買い物にも付いていく事ができたんだよねー。

 

私なら他にも仕事が詰まってる事もあって、即一人で行っちゃってるんだけどね。

やっぱ普段から基本がヒマだからなんだろうなぁ。

 

うーるーさーいーーー

先月の終わり頃に書きためてそのままになっていたので、改めてアップする。

まだ派遣さんが辞める前の話。

 

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そんなこんなで、残すところあと1週間ほどで辞める派遣さんだが、ちょっと手が空いているときに意識していると本当にうるさい。

ずーーーーっとおばちゃんとしゃべっている。

まあ席が向い合せな上、派遣さん自身もそうそう忙しいわけではないのでしょうがないと言えばしょうがない。

そういう席に座っているからな。

 

そもそもおばちゃんの位置がおかしいのだが、なぜか今の事務所に移転する時にロボットが勝手に配置を決めてしまっていて、私とおばちゃんがシマは隣だが背中合わせで近い位置になっている。

 

おばちゃんが座っているシマは派遣さんの部署のシマで、おばちゃんはまた別の部署の所属なのだが、なぜかそういう配置になっていた。

多分、ロボットが勝手に私とおばちゃんが仲が良いと思い込んで近くに配置したか、もしくは来客対応で出入口から近い所に女性2人を配置したかのどちらかだと思うのだが、本当に余計なお世話だった。

おばちゃんの部署のシマからでも十分来客対応はできるのだ。

 

近くにおばちゃんが座っているばっかりに、話は全部筒抜けになっているし、余計な口を挟んでくるしで良い事なしの状態になっている。

たまに配置換えや席替えをする事があるが、おばちゃんの位置はなぜか不動。

一番動かした方が良い人だと思うのだが、ロボット時代には全く手つかずのままで現在に至っている。

今の新上司さんはそういった配慮が全く出来ない人だと思うので、余計にそのまま放置だろうなぁ。

 

だが、一つおばちゃんの名誉のために述べておくと、決まって先に話し掛けているのは派遣さんの方で、おばちゃんはどちらかと言えば話し掛けられて答えている状態なのだ。

その話し掛けられた内容が、興味がある内容だったり知りたい内容だったりするから食いついておしゃべりが長くなっているだけで。

 

で、耳に入ってくるおしゃべりを聞いていると、決まって「どこどこに新しい店が出来た」だの「どこどこの店が美味しい」だの「どこどこの店が安い」だの、私が一番興味がない内容だったりする。

小耳に挟んだだけで「絶対に話に入りたくない」と思ってしまう内容なのだ。

この2人が揃っている飲み会に進んで参加したいと思わないのもそこが原因なのかもなぁ。

 

はい、話合いません。

 

おそらくだが、おばちゃんは私の方を気にしている所があって、「goru-goruさんが忙しくて休憩もせずに仕事をしているから自分も遊んでられない」と内心では思っているのだと思う。

休憩を取る時も、自分だけ先に休憩を切り上げてさっさと席に戻っているし、おしゃべりもある程度派遣さんに付き合ったら話を止めて仕事に戻っている。

 

最初は派遣さんと一緒にいつまでも休憩を取ってなかなか戻って来なかったが、さすがに周りの目を気にしだしたらしい。

まぁ社会人として当たり前っつーか、そもそもおやつ時の休憩なんか無いっていうか。

それにいつまで経っても気付かないのが派遣さんなので、そこはちょっと驚く。

ほんと、1時間くらい平気で休憩してんのな。

 

今現在もその調子で毎日「おやつ休憩」を取っている。

まぁどちらかと言えばそれを促している上司が悪いんだけどね。

いつも派遣さんの上司が「じゃ、そろそろ休憩にしよっか~」と派遣さんに声を掛けて、買って来たおやつを広げて休憩している。

 

その上司がいつまでたっても切り上げて席に戻らないので、派遣さんもそれに付き合っていつまでも休憩しているのだが、最近は上司が居なくてもいつまでも休憩して次から次へと入れ替わりでやって来る社員といつまでもおしゃべりに興じて戻って来ない。

上司に付き合うのはわかるが、「私、そろそろ戻ります」と言って戻れば済む話なんじゃないですかね?

つか、普段本当にヒマなんだろうなぁ。

私たち非正規の中で一番時給が高い人がこんなんで良いのかと日々思うんだよ。

新しく入って来る人はどんな感じなのかねぇ。

すでにあんまり期待してないんだけどさ。

 

いや〜、とにかく凄かった…

結局、先月末で派遣さんは退職した。

 

しかし、あんな送り方と送られ方、初めて見たわ。

世間の職場では普通かもしれんが、この会社に限っては…というか何というか。

 

まず、派遣さんの行動にビビッてしまった。

朝の更衣室で

 

「goru-goruさん、コレ」

 

と何やら包みを差し出してくる

 

「え?」

 

と言いながら受け取ると、

 

「goru-goruさんにはすっごくお世話になったんで~、つまらない物ですけど使ってくださいね」

 

などと言っている。

う~ん。
お世話した覚えはまったくないので嫌味に聞こえなくもないが、まぁ社交辞令のうちなんだろうな。

突き返すわけにもいかず、どうしたもんかと思いながら

 

「ええ~、私何もしてないのにこんな事してもらったら悪いよー、気遣わなくていいからね」

 

と一応言ってみた。

派遣さん

 

「いえ、もうホントによくしてもらったし、大したものじゃないんで受け取ってください」

 

とグイッと差し出してくるので、元々そういったやり取りが嫌いな私はめんどくさくなって

 

「そうですか、いやほんとに私何もしてないんだけど、でもありがたく貰っとくね、ありがとう~」

 

と言って受け取った。

 

包みを見ると、何やら封筒らしきものがシールで張り付けられていて、表面に「goru-goruさんへ」と書かれている。

ああ~、これ絶対めんどくさいパターンのやつ。

と、見た瞬間に思ってしまった。

私が一番苦手な女子高生ノリのやつだわ。

とりあえずコレは家に帰ってからちゃんと見ることにしようと、そのまま鞄に突っ込んだ。

 

で、着替え終わった派遣さんを見ると両手にデカイ紙袋をぶら下げている。

ああ~、お世話になったからってんで、「皆さんで食べてくださいねー」的なやつだと一目でわかった。

それにしてもそんな両手に下げるほど大量に買って来たのかとびっくり。

結局、洋菓子の詰め合わせを3箱も買ってきていたらしく、派遣さんが去った翌日から数日間そのお菓子が休憩室に置かれていた。

 

で、もっと驚いたのはそのお菓子に「◯◯支社の皆さまへ」という封筒が添えられていて、皆が読めるようにお菓子の詰め合わせの横に手紙が広げて置かれていた。

 

なんだろうな、お手紙書くの大好きな人なのかね?

そのわりには切手についてまったくわかってなかったけどね。

んで、その手紙を読んでみると

 

”今までは女性ばかりの職場にいたので、男の人がたくさんいてとても楽しかったです。皆さんとても親切にしてくださって、ここでの思い出は一生忘れません。急に結婚が決まって辞める事になりましたが、皆さんもおっしゃってくださっていたように、私、絶対にシアワセになります!短い間でしたが本当にお世話になりました。こちらに戻った時には絶対に遊びに来ますね、その時はよろしくお願いします!(うろ覚え)”

 

だって。

まぁこの職場では嫌な思いしかしたことがない私は、気持ちがすっかりヤサグレているせいかすでにドン引き。

 

まぁなぁ、確かに派遣さんは今までになく周りからチヤホヤされていた事は確かで、仕事も遊びの延長みたいな楽なもんだったから、そりゃあ楽しかっただろうなぁ。

お使いで出かける時は必ず上司が車を出してくれるし、行ったら行ったでおやつを買ってくれるしで、これで私たち契約社員より時給が数百円も高いなんて、こちらとしてはまぁやってられんよなぁとしか思わなかったんだけどね。

残業してる所なんか見た事もないしな。

 

で、派遣さん最後の日の終礼の時に、最後の挨拶を皆の前でしていた。

 

「えっとぉ~、約半年間っていう短い期間でしたけどー、ホントに自分としては充実した半年間で、皆さんのおかげで楽しく過ごす事ができました。本当にありがとうございましたー。私としてはもっと続けたかったんですけどー、今回急に辞める事になってしまってー、本当に残念です。先日も、私のためにわざわざ送別会を開いてくださってー、ホントに嬉しかったです。送別会に参加できなかった人もー、今日わざわざ私のために声をかけにきてくれてー、本当にうれしかったですぅ~。これからどんどん寒くなるので、皆さんお体には十分注意してください。本当にそれだけがすっごく心配なんですぅ~。本当に私のために~、色々とありがとうございましたぁー」

 

だって。

キメのフレーズは「私のために~」なのかね?

 

まぁね、普通は「こんな会社すぐにでも辞めてやる!」みたいなパターンがほとんどの世の中で、派遣さんはかなりラッキーだったんじゃないかなぁと思うよね。

などと考えながら最後の挨拶を聞いていた。

すると派遣さんの挨拶が終わるなり、いきなり営業の管理職が

 

「そうだ、みんなで写真撮らない?記念になるしさー、撮ろうよ!ね、はい、みんな集合集合~」

 

などと言い出して、なかなか帰れない状態になってしまった。

派遣さんの上司もやたらとはしゃいでノリノリで

 

「そうだね、撮ろう撮ろう!」

 

と言い出して、そこにいた面子全員で集合写真を撮った。

なんだかなぁ。

今まで誰かが辞めたり異動になったりしたときにこんな事やってましたっけ?

最後の最後まで特別扱い感がハンパないよなぁ。

と思いながらその日は帰った。

 

帰ってから鞄を見ると、すっかり忘れていたが派遣さんから貰った包みと手紙が出てきた。

”あー、そういえば貰ったんだったわ”と思いながら手紙を読んでみた。

 

”goru-goruさんには本当にお世話になりました。いつもごはんに行ったときのgoru-goruさんの話が面白くて、本当に楽しかったです。これから寒くなりますが、体に気を付けてお仕事頑張ってくださいね(前中後かなり省略)”

 

だって。

つかさー、私結局派遣さんと食事に行ったのってあの韓国料理だけなんですけどね。

なんなんですかね、”いつもごはん行ったとき”って。

ま、単なる社交辞令だし、もう会う事もない人だから別にどうでもいいか~と思いながら寝た。

 

公私混同

私が一番嫌いな仕事の進め方がタイトルのコレである。

個人的に仲の良い人から頼まれた仕事を優先的にやるバカ。

こういう仕事の仕方をする人というのは、決まって言を翻す。

前に言ってたのと違うじゃん!というパターンが多々ある。

つまり、仲の良い人の仕事を優先的に進めたいが為に、その仕事に合わせて説がコロコロと変わるわけ。

仕事を一体何だとおもってるんだかなぁ、と私はいつも呆れるのだが、本人は至って当然といった態で平然としている。

 

若手くんがまさにこのタイプである。

仕事に対する姿勢がもう学生気分のままなのだ。

仲のいい人には「あ、こっちでやっときますんでイイっすよ~」と愛想よく返事をして嬉々としてやってあげているが、そうでもない人には「ちゃんと自分でやってもらわないと困りますよ」といいながら突き返している。

なんじゃそら(呆)

見事な差別主義者だねぇ。

 

こんな呆れた態度の若手くんであるが、実はちょっと気になる事を耳にした。

珍しくおばちゃんがわざわざ教えてくれたのだ。

台風の影響で私が休んでいた日に本社からシステム関係の部署のおエライさんが来ていたらしい。

電車が止まっていたので、若手くんも通勤できずに自宅待機でいなかった。

 

そのおエライさんがウチの新上司に

 

「いや~、若手くんなんだけどね~、ウチのシステムの方に引っ張って面倒見ようかと思ったんだけどさー、人事の評価が低いから引っ張るの止めたんだよね」

 

と言っていたらしい。

 

あーそう・・・( 一一)

まぁ知ってたけどさー、ほんとウチの支社をバカ捨て山にするのいい加減止めてもらいたいんだよね。

入れたはいいけど結局使い物にならずにウチの支社へと送り込まれてくる。

その場合、採用した人が責任持って面倒みないといけないんじゃないかなぁ。