goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

断るって結構消耗するんだよ 続編の解答

いや~。

まぁ薄々そうだろうなとは思ってたんだけどね。

 

やっぱり飲み会は「韓国料理」で決定だったよ(ーー;)

 

今朝、ロッカーで着替えながら派遣さんにその話をされた。

 

「goru-goruさん、今度の飲み会のお店なんですけどぉ~、韓国料理のお店にしたんですけどぉ~、いいですよね?」

 

と、のっけから言われた。

 

しかも、「韓国料理の店で考えてるんですけど、大丈夫ですか?」とか、「好き嫌いないですか?」とか「食べたいものないですか?」などなどではなく、「したんですけど、いいですよね?」だって。

それって思いっきり事後じゃないんですかねー。

 

さすがに店の予約だのなんだの段取りを全部やってもらっているし、「良くないわ!」などと言えるわけもない。

しかも、その口ぶりだともう予約してるっぽいよね?

などと色々考えて、もうめんどくさくなったので、

 

「ああ、うん、なんでもいいよー。全部やってもらってるし、お任せします」

 

と答えておいた。

すると派遣さん

 

「あ、そうですかぁ~、良かったぁ~。昨日、横に新上司さんもずっと座ってたしぃ~、goru-goruさんになかなか聞けなかったからもう予約しちゃってるんですぅ~。飲み放題付きだったらコースしかなくってぇ~、飲み放題の方がいいかなぁと思ったんでぇ~、コースで予約してあるんです~」

 

だって(^^;)

 

良かったぁ~、じゃねーよ。

こっちの方が気遣ってんだよ。

しかも、コースってか。

食べれそうな物だけ頼んでさっさと帰ろうと思ったのに、めちゃめちゃノルマ課されてるじゃんかー。

そんなに大人数で行くわけでもないのに飲み放題とか要りますかね?

今回行くメンツで大酒飲みなのって、おばちゃんとおじさんだけだしなぁ。

あーあ。

 

などと考えながら着替えていると、派遣さんが続ける。

 

「一応、メインはチゲ鍋とか他にも何種類かあってぇ~、好きな物から選べるんでぇ~、辛いのが苦手だったらサムギョプサルとかもあるんでぇ~、それで大丈夫だと思うんですよぉ~。おじさん多分辛いのがダメって言ってたと思うんでぇ~、そのお店だったら選べるからいいと思うんですよぉ~」

 

あー、昨日なんとなく聞こえてきた「サムギョプサルどーのこーの」ってやつか。

 

韓国料理なんて本当に興味なくて食べたいとも思わんからサムギョプサルって何?って感じなんですけどね。

まぁそんな感じで色々と説明してくれたが、辛いのどーの以前に「韓国料理」が嫌いなのでそんな説明はどうでも良い。

本当にどうでもいいと思ったので、

 

「あ、そうなんだー。うん、私は何でもいいから派遣さんが好きなの頼んだらいいんじゃない?色々やってくれてありがとう~」

 

とだけ言っておいた。

どうせ自分が行きたい店を優先的に選んでるんだろうから、アンタが一番食べたがってるんだしなぁ。

ほんと、何頼んでくれてもほとんど食べない事決定だし、そんなんで割りカンとかほんと勘弁してくれよ。

 

違和感の正体

この数ヶ月間、なんとなく違和感を覚えながら過ごしてきた。

その違和感の正体が、この間の台風のおかげで分かったような気がする。

 

以前、朝、狭いロッカーで派遣さんと重なる事が鬱陶しいような事を書いた。

広々とした更衣室ならまだしも、いかんせん狭い。

私なら、重ならない様に時間帯をずらすので、わざわざこちらに合わせているかのような派遣さんが不思議でしょうがなかったのだ。

 

ある日、朝出社して着替える前にヤクルトレディーと立ち話をしていた。

話している時に派遣さんがやって来て、更衣室に入って行った。

もうちょっと世間話で時間を潰せば派遣さんが着替え終わって出ていくだろうと思ったので、そのままおしゃべりを続ける事にした。

ところが数分経っても派遣さんは出てこない。

 

いい加減、自分も早く着替えないと遅刻してしまうので、ヤクルトレディーとの話を終わらせて更衣室に入って行った。

入ってビックリ。

派遣さんは着替えもせずに座り込んで顔をパタパタと扇いでいた。

 

ええーーーーー( ゚д゚)

まだ着替えてなかったんかい~??

早く着替えないと、そろそろおばちゃんもやって来る。

このロッカーに3人はムリなんだってー!

と思いつつ、大急ぎで着替えていた。

派遣さんもそれにつられてか、立ち上がって着替え始めた。

 

そんな状況でも派遣さんは何かと話し掛けてくる。

そんな悠長におしゃべりなんかしてるヒマないっつーに。

と思いながら適当に相槌をうって着替えていた。

 

案の定、まだ着替え終わっていない時におばちゃんが入ってきた。

見ると、すでに着替え終わっていた派遣さんが入口のところで突っ立っている。

着替え終わったんならさっさと出て行けよ!

と心の中で怒鳴りながら、自分も着替え終わったので出て行こうとした。

すると、派遣さんもその後に慌ててついてきた。

 

ええーーーーー( ゚д゚)

一体なんなんですかね、これ?

ひょっとして、私が着替え終わるの待ってた?

 

この時になんとなく分かった。

派遣さんは群れるタイプの人なのだ。

常に誰かについて行動する。

私が一番苦手とするタイプの人だよ。

 

だが、この時はまだそこまで確信には至っていなかった。

たまたま偶然、待っていたようなタイミングになっただけかもしれないし。

 

ところが、台風の後に確信に変わった。

台風の翌日は電車が運行を取りやめていて結局会社に行けなかった。

その翌日、やっと動き始めたが、通常の5割の運行状況だった。

いつも通りの時間の電車があるかどうかわからなかったので、1本早い電車で行く事にした。

1本早い電車は時間通りに来て、会社にはいつもより30分ほど早く着いた。

 

早く着いてしまったので、コーヒーを淹れたりゴミを集めたり掃除をしたりして時間を潰した。

もうそろそろ朝の体操が始まるかという時間に、おばちゃんと派遣さんが揃って事務所に入ってきた。

 

うーん。

おばちゃんはいつも通りの時間だけど、

派遣さんはいつもより遅い。

 

ここでハタと気付いた。

多分、派遣さんは誰かが来るのを更衣室で待ってるんじゃね?

待っていて、来たら一緒に着替えて一緒に事務所に入ってくるとか。

 

結局、私が、1本早い電車で通勤した2日間ともその状態だった。

 

それを考えたらもう気持ち悪くなってしまって、ますます関わるのをやめようと思ってしまった。

私自身、群れない方なので群れるタイプの人はホント苦手なんだよ。

 

で、もうひとつオマケの出来事も。

 

結局、その日と翌日の2日間、1本早い電車で会社に行った。

翌日には通常の運行状況に戻っていたが、遅れたりしても困ると思ったので早めに出る事にした。

で、土日を挟んで月曜日からいつも通りの電車で出勤した。

 

出社すると、もうすでにおばちゃんが来ている。

いつもは体操にも間に合うかどうかというギリギリの時間に来るクセに、もう既に席に着いて落ち着いている。

見るとお茶も沸かしてあるしコーヒーも淹れてある。

 

出たよ。

おばちゃんの負けず嫌いが。

 

多分、2日間私がいつもより早く出社していたのを気にして、自分も負けじと早く出社したのだと思われる。

こういう時、この人って本当にアホだなぁ、というか子供かと思ってしまう。

行動が分かりやすすぎて呆れるしかないわ。

 

断るって結構消耗するんだよ 続編

今回は断ったわけではない。

 

以前、飲み会をずっと断り続けた事を記事に書いたが、その続きというかなんというか。

 

前回までは仕事の都合でずっと飲み会に参加できずにいた。

で、今月また飲み会をやろうという話になっているらしい。

 

今回はさすがにいつ頃が大丈夫なのかを先に聞かれた。

おばちゃんには大体いつ頃から忙しくなるから、このあたりだったら大丈夫と答えておいた。

 

3回ボツってやっとですか。

ちょっと呆れるけど、まぁ一応私が今まで参加できなかった事を気に掛けてくれているようだ。

 

前の記事でも書いた通り、私は別に参加できないならできないで全くかまわないのだが、その場合周りの人の方が負い目を感じて気になるらしい。

なら最初から行けそうな日を先に聞いてくれたらいいんですけどねー。

自分たちで勝手に日程組んでおいて、行けない人が出たら負い目を感じるって一体なんなの?と。

 

まぁ、そういった事をやっと学習したらしく、今回は先に聞かれて日取りが決定したので断る理由もなく参加することになった。

なのでありがたくお誘いを受けておく事にした。

 

ところが。

今日、派遣さんがおばちゃんと不穏な会話をしているのを小耳に挟んだ。

 

「サムギョプサルがどーのこーの。◯◯の辛さがどーのこーの。どういう感じなのか聞いておきますね~」

 

みたいな。

 

おいおい。

ひょっとして次の飲み会、韓国料理に行こうとしてないか?

私、韓国料理ダメなんですけどね。

多分、おじさんもダメだよ、唐辛子とニンニク。

 

つかさー、なんで派遣さんが来てからこっち、派遣さんの仕切りで派遣さんが行きたい店ばっかり設定されてるの?

派遣さん派遣さんで、皆に好き嫌い聞かないんだよなぁ。

 

ましてや韓国料理なんて好き嫌いがはっきり分かれるんじゃね?

私、チヂミくらいしかないわ、食べれそうなやつ。

つか、そもそも好き嫌い以前に韓国の料理なんか食べたくないしなぁ。

 

今から飲み会の参加キャンセルできないもんかなぁ。

ま、ムリだろーな。

私もそこまでヒドイ人と思われたくないしね。

 

とりあえず、おばちゃんと派遣さんの会話は全く別の話で、飲み会が韓国料理でない事を願う。

 

何か間違っていると思う

ちょっと前から気になっていたのだが。

 

よく派遣さんが、3時頃、4時頃になるといつも

 

「じゃ、おやつ休憩とってきますね~」

 

などと言って休憩しに行く。

 

つかさー、無いから、そんな休憩。

そんな事言って席を立ったらドヤされるわ、私の部署では。

 

これは明らかに派遣さんの上司が悪い。

例の犬猫に詳しいハズなのに全くダメダメな人が派遣さんの上司なのだが、この上司が毎日3時頃になると

 

「そろそろ休憩しようか~、えへへっ、おやつも買って来たからね」

 

などとウキウキしながらちゃっかり派遣さんを促して休憩している。

アホだ。

派遣さんに良く思われたい一心でしょっちゅうおやつを買って来てるんだよねー。

まぁおばちゃんも必死でおやつ買ってきてるけど、持ってくる理由がちょっと違うかなぁ。

 

そんなこんなで、派遣さん自身はすっかり”おやつ休憩”があるものだと思い込んでいるフシがある。

 

で、この派遣さんの上司が調子に乗っておばちゃんにも声を掛けるもんだから、おばちゃんもちゃっかり一緒におやつ休憩を取るスタンスになってしまった。

 

仕事のサイクルが違う事もあって、私は一緒にガッツリ休憩を取ることはない。

つか、そんなキッチリとした休憩を取っている時間などそもそも無い。

 

で、おやつ休憩というワケではなく、もうちょっと遅めの時間にお茶を汲みに休憩室に行くと、おやつは早い者勝ちですっかり無くなっている。

「あーあ、なんだかなぁ」と思わんでもないが、まぁあまり気にしていなかった。

 

ところが、ある時からおばちゃんが、私がほとんど休憩を取っていないのを気にし出したのか、おやつだけ食べたら数分で席に戻ってくるようになった。

いちいちおばちゃんに聞いたわけではないので事の真相はわからないが、多分、私が休憩も取らずにずっと仕事をしている事に負い目を感じているものと思われる。

本当に信じられないくらい負けず嫌いだからな、おばちゃんは。

じゃあ自分も休憩取るのやめたらいいんじゃね?としか思わないのだが、食べるものだけはちゃんと食べたいおばちゃんなんだよねw

こういう時に、ほんとアホだなぁ、この人、と呆れたりする。

 

高機能臭が漂ってきました

6月の人事異動で上司が替わった記事を以前書いた。

 

あれから3ヶ月。

 

いや~、なんていうか・・・。

ものすごーくイイ人なんだけどねぇ。

本当に機転は利かないし融通が利かないしでちょっとビックリしてるんだよね。

様子を見ている限り、言われた通りの事しか出来ないみたいだしなぁ。

 

なんだろな、このデジャヴ感。

と、ちょっと考えてはたと気づいた。

要するに、高機能さんとそっくりなのよ、仕事の進め方が。

性格が全然違っていて人当たりが良いからあまり気にならなかったが、仕事に関してはまるで高機能だった。

この人も何らかの発達障害入ってるんだろうな、多分。

 

この会社に入社してからこの類の人にしか遭遇しないのはなんでなんだろー(^^;)

いやぁ、それも既にわかっている。

ちょっと考えればすぐにわかる事だが、つまり、この支社は”他所で使い物にならない種類の人が回されてくる最後のユートピア”だからなんだなぁ。

 

はぁ~、やれやれ。

 

それが一番発揮されたのは台風の時だった。

一番最近の強い台風ではなく、その前の台風の時。

夕方から夜にかけて上陸するかも、みたいな話になっていて、お昼過ぎに本社からの通達で

 

「午後3時に全員退社させること」

 

という事になった。

 

ところが、JRがもうちょっと早めに運休を決定してしまい、午後2時半には会社を出ないと電車通勤の人、特に遠方から通勤している人は帰れないという事態になってしまった。

 

他部署の管理職などがウチの新上司にその事を報告しに来た。

ところが、この新上司は何を考えているのか、

 

「でも、本社の決定が午後3時なんで、変更はできないんですよ」

 

などと言っている。

 

えええぇぇぇぇーーーー(;゜Д゜)

いやいや、ちょっと待て待て。

そうなったら私も帰れなくなるんですけど~・・・

 

他部署の管理職連中は

 

「いや、そうは言っても実際帰れなくなったら困るわけだから、ウチの支社は早く帰らせた方がいいんじゃないか?」

 

などと言っている。

ま、当たり前だ。

ところが、新上司は

 

「いや、本社で決定してる事ですからね、こちらの都合で勝手に変更するのはちょっと・・・」

 

などと信じられない事をぬかす。

他部署の管理職は

 

「そりゃ電車通勤じゃない連中は融通が利くけど、電車で来てるやつもいるから
さー・・・」

 

と食い下がったが、結局新上司はガンとして譲らなかった。

 

おいおい~、ちょっと待て。

私マジで帰れなくなるじゃん( ゜Д゜)

 

と思っていたら、ウチの支社管轄の別の場所にある工事所からもジャンジャン電話でもっと早く退社させろとクレームの嵐に。

全員が電車通勤の工事所もあるから、そりゃ皆切羽詰まっている。

 

新上司はやっと思い腰を上げて支社長に意見伺いに行った。

やりとりを聞いていると支社長が

 

「え?電車もっと早く止まるの?じゃあそれに合わせて帰らせてやらないとダメだよ。そういう時は本社の通達に合わせてる場合じゃないんだから、臨機応変に対処してやってよ。本社と違ってこっちの方が台風が来るの早いんだから。特に電車通勤で遠方の人はその都度判断して早めに退社しろって皆に連絡してやって」

 

と言い放っていた。

 

そりゃそーだ。

なんでこの人、そういう判断が出来ないんだろー。

 

結局、その後新上司が皆に

 

「本社の通達では午後3時に退社という事になっていますが、電車の運行状況に合わせてそれぞれの自己判断で退社してください」

 

と発表した。

 

まぁ結果的には帰れる事になって良かったんだけど、なんか引っかかりを覚えるのは私だけ?

わざわざ”自己判断で”とか付けてるあたり、なんなんですかね。

絶対に自分に責任が振りかからない様な言い方してんのな。

 

と、半ば呆れていたが、結局すったもんだの後ギリギリでその発表があったもんだから、もうすでに帰る用意をしないと最終電車に間に合わない。

PCの電源を落としたり、ゴミを片付けたり、コップを洗ったりして席に戻ると、既におばちゃんと派遣さんがすっかり机周りを片付けて帰ってしまって居ない。

おばちゃんは車orバイク通勤、派遣さんは徒歩通勤。

そして、午後3時前現在、台風の気配はまだ全くない。

二人ともメチャクチャ近所に住んでいるクセに誰よりも早く退社していてまぁ呆れた。

電車通勤の人以外は午後3時退社のままで良かったんじゃねーの?

 

モーレツ台風

いや、すごかったのなんのって。

何がって、私が住んでいる所を思いっきり台風が通っていったわけで~。

 

朝から台風に備えて電車が運休していたため、仕事に行けずに自宅待機。

木造のボロアパート、一体どうなる事かと思った。

建物全体がガタガタ揺れるし、雨は窓の隙間から吹き込んでくるし、

 

「本当に安いだけあってボロボロなんだなぁ、このアパート」

 

としみじみ思ったよ。

一応サッシなんだけど、おかしいなぁ( ̄▽ ̄;)

 

で、今回の台風で初めて部屋の中まで雨漏りというのか、水が外壁から侵入してきていた。

壁紙がぷっくり膨れているので「??」と思いながら触ってみると、どうやら壁と壁紙の間に水が流れこんできたらしく、膨れた部分が水でタプタプしている。

その頃は完全に台風のピークで、すっかり停電中。

部屋がびしょびしょになるわけではないが、壁紙がそんな状態でいいものかどうかよくわからないので、確認のため家主さんに電話をかけてみるも、相手も完全に停電中で電話が通じない。

携帯の番号は知らないし、”あーこりゃダメだ”と、とりあえず放置するしかなかった。

 

結局その日は夜までずっと停電で、蒸し暑さのなか電池式の小さいLEDライトでなんとか過ごし、停電のためかガスも使えず、しょうがないので水のシャワーを浴びてさっさと寝ることにした。

 

暑いので窓を開けて寝ていたら、物音で目が覚めた。

雨がどしゃぶりで、窓から吹き込んでいた。

あー、最悪だ~と思いながら起きて窓を閉めに行ってふと横を見ると、電話のモデムのライトが点灯していた。

 

「あ、停電なおったんだー」

 

と思いながら時計を見ると、深夜1時頃だった。

結局、雨のため窓を閉めてしまったので、また蒸し暑さがぶり返し扇風機を回してそのまま寝入った。

 

翌日は相変わらず電車は運転見合わせで会社に行けないまま。

家主さんに電話をかけても相手方はずっと停電のままで通じない。

どうしたもんかなぁ、とぶよぶよになった壁紙を触ってみると、中に溜まっていた水はなくなって、その部分だけ壁から剥がれて空洞になっている状態だった。

 

このままじゃマズいよね、やっぱり。

などと考えながら、数時間おきに電話をかけてみるが、ずっと通じないままだった。

家主さんの方が被害酷そうだなぁ、と思ってとりあえず電話するのは諦めた。

 

夕方になって、ぶよぶよしていた壁を見ると、壁紙がすっかり乾いて跡形もなくピンと整って触っても空間がない状態に張っていた。

これには「ええーー?!」と驚いたが、まぁ見た目元通りになっているし良いかなぁと思って放置決定。

最近の壁紙は水に強くて伸縮性があるに違いない。

 

その後数日間、各部屋の玄関扉の上に付いているライトが全戸点かず、夜になると真っ暗だった。

停電が直っても消えているということは、配線が切れてるんだろうな、と思いつつあまり不便も感じなかったので放置していた。

 

その翌朝、下の階のどこかの部屋の住人である年配の男性が誰かに大声で怒鳴っている声が聞こえてきた。

建物の外側、私の部屋の壁紙がぶよぶよになった側に回り込んで、もう一人の人物になにやら話している。

 

話している相手はどうやら家主さんらしい。

家主さん、やっと停電直ったのか~、下の人が呼んだんだなぁ、と思っていた。

話している内容ははっきりわからなかったが、どうやら下の部屋にも雨水が浸入して困ったことになったらしく、

 

「壁に鉄板をどーのこーの、補強の工事しますんで~」

 

などと家主さんが答えている。

その後、また何やら話していて、急に大声で

 

「とにかくねー、テレビが映らなくて困ってるんだよ!早くなんとかしてくれないとね!外の電気も消えてるし、コレも止まってるし、いい加減にしろよ!!」

 

と、何かの機械?らしきものをガンガンたたいているのか蹴っているのか、年配の住人がとにかく物に八つ当たりして怒っていた。

 

うわー、めっちゃ怒ってる~、と思いながら聞いていると、とにかく「テレビが」「テレビが」言ってんのな。

テレビが映らないのがよっぽど腹に据えかねるらしい。

ウチにはテレビがないので、映らなくなってることに全く気付かなかったわ。

 

だが、下手に出ていた家主さんもさすがにその住人の態度にムカついたらしく

 

「そうは言ってもね、これは災害ですからね。修理の業者に何件か当たってるんですけど、どこも順番待ちで100番くらい後になるんでね。ここだけじゃなくて他所のお宅ももっとひどい被害のところがたくさんあるんですから。今のところ使えないのはテレビくらいですよね?生活面で困る事ありますか?電気も水もガスも使えますよね?」

 

と、テレビが見れないくらいガマンせーや!と言いたい所をグッと堪えて説得しているのがヒシヒシと伝わってきたわ。

 

家主さんは

 

「とにかく、なるべく早く直してもらえるように業者に頼んでみますんで、もう
ちょっと辛抱してもらえますか」

 

と言って、去って行った。

 

このアパートにも、テレビが生活必需品の典型的な老害が住んでいたとは。

翌日には北海道も大変な事になっていて、このボロアパートの被害なんて比じゃないんだけどね。

老害にはそんなこと関係ないのか。

ひょっとしてテレビしか見ないから他に情報源がなくて、北海道の地震の事も知らないのかもしれないなぁ。

 

 

おばちゃんのカラ回り。頼むから余計なことはしないで欲しい

これも、2ヶ月ほど前の出来事。

 

今月に入ってから、またもやおばちゃんがやらかしまくっている。

 

仕事以外の部分(例えば給湯室周りなど)でやらかす分には「勝手にせえ」と思うだけだが、こちらに関係のある仕事でやられると非常に困る。

 

最初に私のところで処理をして管理職に順番に手渡って承認印をもらい、また私のところに戻ってくる書類がある。

その書類がいつまで経っても戻って来ないので、社内を色んな人に聞き歩いた。

誰かの所で止まっているかもしれないと思ったからだが、全く見当たらないし、皆口をそろえて知らないと言う。

 

その日はたまたまおばちゃんが休んでいて、あと確認していないのはおばちゃんだけという状態だった。

ものすご~く避けたい事ではあるが、明日おばちゃんに聞くしかない。

そこでふと思い立って、その前におばちゃんがいつも書類を綴じているファイルを確認してみる事にした。

開いてみると、普通にファイルに綴じられていた。

 

えええ~~~( ゚д゚)

 

思いっきり回覧されなければならない管理者の承認印が押されていないまま、シレ~ッとファイリングされていたのだ。

 

その書類というのは、最終的にはおばちゃんの所へ渡りそのファイルに綴じられる物ではあるが、間がスッポリ抜けている。

しかも、誰が書いたのか、承認印が押されていない押印欄には”押印の必要なし”とばかりに斜線が引かれている。

 

ますます謎は深まるばかりだった。

押印の必要が無いと管理職が判断したのか、その為に全員に回らずにいきなりおばちゃんに渡ったのか。

どうなっているのかサッパリわからない。

原本を見つけてこちらで解決できるかと思ったが、やはりおばちゃんに事情を聴かない事には進めなさそうだった。

 

翌日、早速おばちゃんにその書類について尋ねてみた。

ものすご~く嫌だったけどしょうがない。

するとおばちゃんは

 

「あー、それ!他支社から届いた書類に入ってて、アタシ宛だったからもらっておいて良いんだと思ってそのままファイルに綴じたの!」

 

などとぬかしている。

 

どうも、間違って別の支社に紛れて行ってしまい、それがまた戻されて来たらしい。

 

やっぱりアンタか。

だが、その段階でもまだ解せないところがある。

押印欄に斜線引いたの一体誰よ?

 

「ハンコのところが空欄のまま斜線で消されてるから、印鑑の必要がない書類だから誰かが線書いたのかとも思ったんだけど・・・」

 

と言うと、おばちゃんは

 

「あー、それ!あ、あ!ハンコ押してなかったからいらないんだと思ってアタシが引いたの!」

 

などとシャーシャーと言うではないか。

いや~、ちょっと何言ってるかわかんないんですけどー。

じゃあアンタに回されてきた書類は、もし誰かが印鑑押し忘れてても戻さずに斜線なワケ?

「印もれですよ」って教えてあげないのか。

そんなんでいいんかい?

 

どうやら、その書類を持っていた段階の人(管理職の誰か)が、間違って他の書類に紛れさせて他所の支社に送ってしまったらしい。

届いた側は、間違って届いている為、それを送り主の部下で事務処理を担当しているおばちゃんに返送した。

全部推測だが、おそらくそういう流れなのだろう。

 

で、それを受け取った張本人であるおばちゃんは、疑問にもおもわず誰に尋ねるでもなく勝手に判断してそのままファイリングしたと。

 

そもそもさー、なんで他所の支社からその書類が届くんだろー?とか、なんでいつもは押されているはずの承認印が無いんだろー?とか思うんじゃないの?

そういうイレギュラーな形で渡ってきたら普通誰かに尋ねませんかね?

おばちゃんは何も考えずに機械的にファイリングしてるだけという事がこれでよく分かった。

 

半ば呆れつつ

 

「ああ、じゃあ中途半端なまま止まってるって事だね、この書類は」

 

と言うと、おばちゃんはその言い方が非難された様に感じたのか、

 

「アタシ、回ってきたのを綴じただけだから!止めてない!アタシ止めてない!アタシじゃない!■■支社の人が送ってきたから!だから!あ!あ!」

 

と、いつものごとく人のせいにしながらタドり出したので、

 

「あー、うん、大丈夫。これそのままもらっておくわ。また全員にハンコもらったらおばちゃんに渡すから」

 

と、キレそうだったのを抑えながら言った。

すると、おばちゃんは何かを思い出したらしく

 

「あ!そういえばいらない書類が付いてた!こんなのいらないのにー!こんなのいつも綴じてないのにー!わからないから一緒に綴じたの!コレ!コレ!」

 

と言いながらいつも押印してもらう書類に添付している書類を見せてきた。

”こんなのいらないのにー”じゃねーよ、こっちでいるんだよ!

つか、ここまでいつもと違う体裁で回って来てるんなら尚更誰かに確認しろや~!

と内心では怒りながらも、グッと堪えつつ

 

「あー、それはこっちでいつも保管してるやつだから全部一緒にもらっておくねー、はい、ありがとー」

 

とワナワナしながら言って書類一式を受け取って席に戻った。

 

まぁそんな感じで通常ならその日のうちか翌日には処理が終わってるはずのものが1週間かかってやっと完了した。

 

朝いちに5分ほどやり取りしただけなのに、なんでこんなに疲れてるの、私。