胡蝶蘭クライシス
やっぱり…
2週間も、しかもジメジメの梅雨時に、エアコンの温度設定28度の部屋の窓辺に、ずっとラッピングしたまま(ご丁寧に、中はセロハンで包んであった)放置したら、そりゃあ、お腐れ様にもなりますって(ー ー;)
誰だよ、「1ヶ月、ラッピングを解くことまかりならず」とかいうお触れを出したクソボケはよ〜(−_−#)
移転開業祝いで届いた胡蝶蘭たちは、見事に傷んでおりましたとさ。
今日、出勤して植物たちの水やりをしようと、胡蝶蘭に近づくと、まだ終わりじゃなさそうな、きれいなままの花がポロポロと落ちていた。
よく見ると、なにやら黒くて小さな物体がフヨフヨと飛んでいる。
って!コバエが集っているじゃないかー!
ってことで、急遽、忌まわしきラッピングをバリバリーっと外し、鉢の中の、植わっている根元を見てみた。
やっぱり〜〜(T_T)
上から何重にも重なって、押さえつけられて見えない葉が、黄色くブヨブヨになって腐っちまってるよ〜。。
そう言えば、なんとなく異臭が…
もうクソボケロボットに承諾を貰っている場合ではない。
独断で9鉢全部のラッピングを外し、全部を戸外にある水道に運んで、ダメになった葉を全部取って、洗い流すように水やりをした。
一番酷いものは、5〜6枚、あとは大体1〜2枚、葉が腐ってブヨブヨだったり、ズルズルになっていた。
その後、しばらく日陰の風通しの良い場所に置いて、水を切ってから室内に戻した。
9鉢とも見事に陶器の立派な鉢だったおかげで、重いのなんのって…
しかも、この陶器の鉢というのがクセものなのだ。
水はけは悪いし、通気性もない。
見た目は良いのだが、実用性は無い。
今すぐにでも、素焼きの鉢に植え替えたいくらいだった。
こんなやり方で合っているのかどうかはわからないが、取り敢えず応急処置で、今は様子を見ている。
そして、クソボケロボットには無断でラッピングを外した事を、案の定、注意された。
本気で腹が立ったので、
「では、これからはアナタが枯らさない様にお世話をして下さい。ハエが集ろうが、臭くなろうが、私はもう知りません。枯れたら、私は関係ありませんので」
と、暗に、オメーのせいで胡蝶蘭が死にかかってんだよ、というニュアンスを込めつつ淡々と言い返した。
少し経ってから、クソボケロボットがやって来て
「これからも、お世話よろしく」
と頭を下げてきた。
本当に、こういう人と仕事をしたくないと、つくづく思った瞬間だった。
そんな一連の出来事があった事を知ってか知らずか、おばちゃんが無邪気に
「ねぇねぇ、私あのキレイな白い鉢のピンクの蘭が良いなぁ。
あれ、1ヶ月過ぎたら貰って良いんだよね〜。じゃ、私、アレね」
と話しかけてきた。
おばちゃんは、本当に空気を読まない。
この時、きっと私は鬼の形相で、メラメラと赤いオーラを出していたはずなのだ。
「ああ、アレね。あの蘭が一番傷んでて、5、6枚腐った葉っぱがあったんだよね。ちゃんと世話できるんなら持って帰れば?」
と、トゲトゲを含めつつ答えるのがやっとだった。
一体誰が「1ヶ月過ぎたらあげる」と言ったのだろうか。
おばちゃんの、ご都合妄想癖には恐れ入る。