goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

お悔やみを拒否られる

先日、上司の身内に不幸があり、現在忌引きで休んでいる。
一応、管理職であるので、毎日職場に連絡を入れてきている。

まあ当然といえば当然か。
 
で、昨日はたまたま、掛かってきた電話を私が受けた。

その上司が忌引きを取ってから、初めて話すということもあって、これも形式上というか
「この度はご愁傷さまでした。お悔み申し上げます」
と第一声でお悔みを伝えた。
 
その返しが
「ああ、いいですよ、別に」
 
・・・・・
唖然として思わず白目になってしまった。
そんな返答があるかーーい、と思うのは私だけではないはず。
 
「おそれいります」
だの
「ご丁寧にありがとうございます」
だの、お悔みの言葉にお礼を申し述べるものではないのか?
 
この人は来る弔問客全てに、
「ああ、いいですよ、別に」
と言い放って葬儀を終えたのだろうか?
 
と、ふと思い出した。
この上司、家族葬で、会葬、香典、供花、すべて辞退していたのだった。
 
最近、家族葬の形態が増えているらしい。
お金を掛けて豪華に行うのはどうかと思っていたので、個人的には家族葬というのもアリだと思っている。
だが、肝心のマナーが何処かに行ってしまうのはどうなんだろうか。
 
マナーといっても、堅苦しく考えるようなものではなく、
『お悔みの言葉を掛けられたらお礼を言う』
という、人として当たり前の最低限の礼儀だ。

この上司の返答はそもそもお礼じゃないという、とんでもなくトンチンカンな返答なわけで。
 
今回の場合は、自分が経験していない為、いざ直面したときに返答できないというパターンか。
 
そういえば思い出した。
この上司、以前、祝儀袋についてもトンチンカンな事を言っていたのだ。
 
「え?結び切り?何それ?蝶々だとダメなの?どっちでもいいでしょ、そんなの。好みの問題でしょ?」
 
マナーに関しては、私も知らない事が多すぎて人の事は言えないのだが、最低限の事は押えておいた方が人生にプラスだと思うのだ。

たぶん・・・