のり問題
本当にしょうもない話なんだけど、書かずにはおれないこの問題。
だいぶ前にもチラッと記事中に書いた事があると思う。
職場で使うスティックのりの話である。
私は仕事上のりを使用する事が多い。
小さいサイズののりではすぐに無くなってしまうし、広い面に塗る事が多いのでジャンボサイズののりを使っている。
まだ上司がロボットだったある時、そのジャンボサイズののりの在庫がなくなってしまったので、発注しようとした。
注文書をロボットに見せると、
「事務用品置き場にのりの在庫いっぱいありましたよ。それが無くなってから発注してください」
と言われて、ジャンボのりの注文申請は却下されてしまった。
事務用品の在庫を置いてあるキャビネットを覗いてみると、小さいサイズのスティックのりが箱買いで大量に置かれていた。
いや、これ小さいから使いにくいんだけどなぁ。
この小さいサイズののりは、おばちゃんが自分で使いやすいサイズのものを勝手に大量発注して置いてあるものだ。
私の方で小さいのりを使っても良いが、こんな小さいサイズだと2、3日で1本使い切るだろうなぁ。
ちょっと使用量が多い日だと1日で使いきるかもなぁ、というくらい私はのりを使う機会が多い。
そういう仕事をあてがわれているからしょうがない。
で、その小さいのりを使うかどうしようか考えていたらおばちゃんが通りかかって、
「それ!アタシが使うのに買ったやつだから!アタシ、契約書作るのに小さい方が使いやすいから!だから!」
とかなんとか言っていた。
一応、ロボットに言われた事を説明して
「私、小さいのりだったらすぐに使い切って無くなるの早いと思うけど、使っていいかなぁ?」
と言うと、
「えーー?!そんなのアタシが使う分がなくなるから困るーー!そっちで大きいの頼んだらいいじゃん!」
と返してくる。
だからさぁ、話聞いてなかったんかい。
小さいのがなくならないとジャンボサイズ買わせてくれないんだってば。
「いや、小さいのがいっぱいあるからジャンボのやつ買えないんだよ。小さいの使ったらダメって言うんなら今度おばちゃんの方でジャンボサイズののりついでに頼んでよ。おばちゃん、上司に申請しなくても買えるんでしょ?」
と言うと、
「えーー?!アタシその大きいの使わないから関係ないもん!自分で頼んだらいいじゃん!」
と返してくる。
いやいや、言われた事務用品を発注するのがアンタの仕事でしょーが。
自分が使うかどうかは関係ないだろその場合。
しかも、一体誰のせいでジャンボのりが買えない状況になってると思ってんだよ、聞いてんのか人の話を。
ゲンナリしつつも
「じゃあさ、この小さいやつの在庫が残り少なくなったらすぐにジャンボのやつ発注するからさー、私が発注したあとにそっちで小さいの発注するようにしてよ。とにかく、一回在庫を減らした状態にしないとロボットがOK出してくれないからさー」
と言うと、
「ええーー!?!?アタシだってのり使うんだから、在庫が減ったら好きな時にすぐ発注する!在庫がなくてすぐに使えなかったら困るじゃん!!」
とお怒りモードで言う。
つかさー、アンタって私ほどのり使ってないじゃん。
それなのに、20本入りのを3ケース一度に注文してて、そりゃロボットも在庫あまってるって言うわ。
「どうせ発注したら翌日には届くんだから、何本か残った状態で頼んでも間に合うじゃん。そんなにすぐすぐ無くならないでしょ」
と言うと、
「アタシ、関係ないから!自分が頼みたい時に頼むから!」
と言われて、結局話し合い(?)は決裂して終わり。
つかさ、じゃあ私は一体どののりを使ったらいいわけ?
ジャンボは買ってはならぬとロボットに言われ、小さい方の在庫も使うなとおばちゃんには言われ。
これってただの意地悪じゃんか。
なんかさ、ホント仕事を優先的に考えられない人たちが揃いも揃ったりなんだ
なぁと呆れてしまった。
小さいのりの在庫が多すぎると思ったら、ロボットがおばちゃんに注意してジャンボサイズも合わせて買うように指示するべきだし、おばちゃんはおばちゃんで自分勝手に事務用品頼み過ぎなんだから控えるのと、自分が使わないから却下とかあり得んだろ。
事務用品の発注の仕事してるんだから、頼まれたらすぐに発注せえよと。
だが、そこで整わないのがこの会社なんだよなぁ。
しょうがないので、ロボットが留守の隙に高機能さんに了解をもらってジャンボのり10本入りを1ケース購入する事に成功。
おばちゃんではないが、私だけが使用するものとして事務用品のキャビネットではなく自分の机の引き出しに隠し持っていた。
ある時、社員の一人が私がジャンボサイズののりを使っているのを見て
「goru-goruさん、ジャンボのり使ってるじゃないですか、どこにあるんですか?」
と聞いてきた。
「え?のりだったら事務用品のキャビネットにいいっぱい置いてあるよ?」
と答えると、その社員は
「あそこにあるのって小さいやつばっかじゃないですかー。あれ使いにくいんですよね~。オレもデカいやつ欲しいんですけど」
と言う。
「おばちゃんにデカいの頼んでよ。私もジャンボじゃないと全然こと足りなくて
さー、おばちゃんに言ったんだけど自分は使わないからって頼んでくれないし。
しょうがないからロボットがいない時に内緒でこっそり発注してるんだよね」
と言うとその社員は
「えー、そうなんですか、じゃあオレがおばちゃんに言っても頼んでもらえないですよね?」
と聞いてくるので、
「いや、大丈夫でしょ、おばちゃん、私以外の人のはちゃんと聞いて頼んでくれると思うよ?」
と答えておいた。
が、その社員は
「いやー、前におばちゃんに言った事あるんですけど、結局あの小さいのが大量に届いてたんで、デカいのは買ってもらえないのかなぁと思ってたんですよね」
と言う。
えー、おばちゃん言われた通りに注文してないんか~、と思っているとその社員が
「つかgoru-goruさん、そのジャンボのり、在庫まだ持ってるんですよね?1本もらえません?」
と言ってくる。
えー、次いつロボットが留守にして注文できるかわからないし、なるべく在庫を減らしたくないんだけどなぁと思いつつも、頼み込まれてしょうがなく1本渡した。
その社員は「やった!ラッキー!」などと言いつつ席に戻って行った。
それからしばらくして、別の社員が
「goru-goruさ~ん、デカいのり持ってるらしいじゃないっすかー、オレも1本欲しいっす」
と言ってきて、前の人に渡してこの人にあげないワケにもいかず、しょうがなく1本渡した。
これが4、5人続いて、在庫が一気に減ってしまった。
つかさー、こんな状態なのに、おばちゃんが頑なにジャンボのりを発注しないって一体どういうワケなの?
で、このやり取りから2年ほどが経つが、おばちゃんが頼んだのりの在庫がやっと2箱に減ったくらいだった。
2年かけて1箱使うかどうかのペースなのに、なんで3箱も頼んでるんだよ、とムカムカしていたら、ある日また在庫が3箱に増えていた。
おばちゃんが追加で1箱注文したらしい。
この人の在庫管理って一体どうなってるんだろーな。