goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

昼食会

先月のある日、突然ロボットから

「goru-goruさん、これ明日でいいんで、予約注文してもらえます?」

と、夕方5時頃にメモと名簿とチラシ広告を渡された。

”また余計な仕事を押し付けてきたか”と思いながら渡された一式を見ると、名簿には

『4月○日 昼食会 参加者一覧』

というタイトルで社員の名前が並んでいる。

メモには「15名分注文」と書かれている。

そしてチラシ広告は仕出し弁当屋の広告だった。

 

前々回の記事で書いた、本社からお偉いさんがやって来る例のあの日である。

結局、出社している社員だけで対応する事にしたらしく、そのお偉いさん方と昼食を食べながら懇談会と称するものを行うらしい。

まぁ、なんでも好きにすればいいと思うが、ロボットはその弁当発注をこちらに振ってきたのだ。

 

そういう事があると、いつもなら自分で全部段取りをしているのに、なぜか今回はこちらに振ってきた。

しかも明日発注しろってなんで?

今やればいいんじゃね?

 

自分に関係のない仕事を明日まで抱えるのはまっぴらだと思ったので、早速発注するべく広告で営業時間を確かめた。

まだ、仕出し屋は営業時間中である。

まだやってるじゃん、なんで明日なんだよイラつくわーと思いながら電話をかけようと渡されたメモや書類にもう一度目を通した。

 

そして、目を疑ったのである。

 

参加者の名簿一覧に私の名前が思いっきり記載されていたのである。

 

”はぁ~?!なんで??”

と、当然思う。

 

本社のお偉いさん方が用があるのは正社員だけのはずなのだ。

なんで私の名前が参加者に連なっているのだ。

おばちゃんの名前もある。

派遣の彼女の名前もある。

急遽参加する事になったとしても、全く何も聞かされていない。

 

ロボットはこういう処理の仕方をよくする。

そんなこと聞いてないよ~と、急に振られた社員が困惑する事が多々あって、その点はすこぶる周囲からの評判が良くない。

 

その名簿をマジマジと見ていると、私が不振に思っていることに気づいたロボットが、

「ああ、goru-goruさんその日休み入れてないですよね?」

と聞いてくる。

 

その日はちょうどこれまたすこぶる評判の悪い”プレミアムフライデー”の日であ
り、本来ならば私たち非正規社員は半休を取らなければならない。

という事は、昼休憩は無しで帰るはずだったのだ。

 

「休みは入れてませんけど、この日ってプレミアムフライデーですよね?昼なしで帰るつもりだったんですけど…」

 

と答えると、

 

「いやぁ、まぁまぁ、昼飯代は会社から出るんでいいじゃないですか~。本社に確認したら、人数が少ないんだったら出勤してる人間全員でやったらいいって言われたんでねー、goru-goruさんも参加してくださいね」

 

などと、平然と言ってくる。

 

まぁなぁ。
特に用事があるわけでもなし、あったとしても時間に融通が利くような用しかな
いから良いようなものの、普通は先に都合を確認するもんなんじゃね?

と、またイラつく。

 

「はぁ、まぁ別にこれと言って用は無いんでいいんですけどねー。あーそうです
かー、何も聞いてなかったのにいきなり名前載っててビックリしました」

 

と、暗に先に本人に都合の確認しろよという意味を込めて言ったつもりなのだが、ロボット本人には全く通じておらず、

「あはははは、用がないから丁度良かったじゃないですかー、あはははは」

などと能天気に笑っている。

 

以前から書いているが、この会社は昔ながらの伝統に則ったクラッシックな会社なのである。

タジマなんかが聞いたらブチ切れるくらい女性差別の塊なのだ。

 

結局、お茶くみ係りが必要だが、私たち女性陣が半休で帰ってしまっては困るという理由で引き止める意味もあるのだろう。

その時々で奴隷扱いされたり社員と同じように扱われたり、本当にご都合主義でそういうところは頭にくる。

5年ルールの結末とまったく同じ発想なんだよな。

 

だが、この事で怒っているのは私だけだった。

この話をおばちゃんにすると

「まぁねー、確かに先に都合聞いてくれてもいいよね。でも別に私たちも参加できるんだからいいじゃん!どんなお弁当だろー、楽しみ~♪」

とか言っててお話にならんし。

 

ほんと、こういう時に話の合う同じ立場の女性がいてくれたらなぁとつくづく思うわ。