goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

今年で契約満了なのだ

さて、前回のエントリー記事の最後に

「4月までのガマンかなぁ」

と書いた。

 

これには理由がある。

 

世間的にも問題になっていて、今度の4月で大量発生すると思われる、5年しばりによる所謂”雇い止め”というやつだ。

 

我が勤務先もご多聞に漏れず、思いっきりこのやり方を採用している。

ほんと、企業ってヒデェ~。

 

5年以上勤務する非正規社員は正社員として採用することに法律で決まったわけだが、そのおかげで、すっかり5年経ったらクビだよ。

正社員にする気なんかサラサラないんだよな。

 

今の勤め先は新卒採用でしか正社員を採っていないからね~。

 

「辞めさせてはならない」とか、「本人の希望により非正規のままでも雇用を続ける事ができる」とか、何らかのオプションを付帯してもらわないと、また一気に無職が増えるんだけどね。

 

せっかく失業率下がったとかで喜んでたのに、どーなってんだアベノミクスと思っちゃうなぁ。

 

もっとも、今の失業率の出し方ってちょっとカラクリがあって、実は正確ではないらしいんだけどね。

そんな事を上念さんがチラッと言ってたね。

 

とにかく、働く事に関しては国に、というか役人に口出しして欲しくないわー。

トンチンカンな政策ばっかり思いついてるじゃんかー。

 

それでなくても使えないお荷物社員抱えてて、辞めさせるワケにもいかずに無駄金払い続けてんのに、私が経営者でも今の法律だったら”雇い止め”やると思うわ。

 

いきなりなんでもかんでも正社員雇用させるより、民草にまで景気回復の実感が浸透するまでは正規じゃなくても雇用を確保する事の方が大事なんじゃないのか?

 

現状だと、いきなりクビ切られても年齢的に考えて次の仕事はなかなか見つからないと思うしなぁ。

 

ほんとよくわかんねー法律作ってくれるわ。

それよりも、無駄社員をうまく整理できるような方策考えて欲しいんだけどね。

 

まぁそんなワケで、4月でおばちゃんが5年を迎え、晴れてクビになるわけ。

 

私の方は9月で丸5年なので、おばちゃんより遅いクビ。

 

だが、雇用主側からは、

「業績に応じて契約更新しないかもしれないからそのつもりで」

と言われているので、ひょっとしたら私も同時にクビかもなぁ。

 

上の連中は口を揃えて「今年はどうもなぁ~」「いつもより仕事が少ないし~」とか言っている。

 

この会社はアベノミクスの恩恵まったく無いみたい。

 

そんなんでよくおばちゃんのお買い物に口出しせずに放置してたよなぁ。

 

ロボットがシビレを切らして注意してからこっち、以前の半額程度の事務用品代で済んでて笑ったわ。

今までの金額は何だったんだっていうね。

ロボットももっと早くに注意してれば今年度の経費抑えられたのになぁ。

 

まぁいずれにせよ、4月で確実におばちゃんとはバイバイなのである。

 

あー、スッキリする。

 

だが、どうなるかはまだ油断できない。

 

なんといってもおばちゃんは奥様だからなぁ~。

 

入社した時と同じようにダンナの力をフル活用する事も考えられる。

 

ま、おばちゃんの話によると、ダンナの力うんぬんはすっかり抜きで普通に

「法律で決まってるから5年までという事でヨロシク」

と、サラッと言われたらしいからな。

 

で、何がビックリって、この時のおばちゃんの悪あがきがまた凄かったのだ。

 

5年前の9月に私が派遣社員から会社の直接雇用の契約社員になったとき、丁度その5年しばりの法律が決まるか決まったかくらいの時期だった。

 

その時の上司は前任上司の前の上司で、私はその人からの受けが良くて

「多分、ずっとgoru-goruさんには勤めてもらえると思うんで、できるだけ長く働いてくださいね」

とかなんとか言われて直接雇用に切り替えたのだが、フタを開けてみれば思いっきり期限付きの雇用だった。

 

直接雇用になった直後に、その上司は異動になり、次にやって来た前任上司から

「5年経ったら契約満了だから、年齢的な事も考えて早く次を探して満了までと言わずに早く辞めろ」

みたいなことを言われて唖然としたんだよね。

 

まぁ酷い言い方をされた。

言い方にもムカムカきていたが、すっかり派遣会社も辞めた後でそんな事言われてもなぁ~と、納得がいかなかったのをよく覚えてるわ。

 

その事をおばちゃんに話すと、

 

「会社がそういう風に決めてるんだからしょうがないじゃん!goru-goruさんだって正社員になれると思ってるワケじゃないんでしょー?!イヤなら別の仕事探すしかないんじゃない?そう思わない?ね!ね!」

 

と、やたらと悟ったような事を言っていて、「へぇ~、この人ってそういうのは怒らずにサラッと受け入れるんだなぁ。なんかちょっと見直したわー」くらいに思っていた。

 

ところが。

 

契約更新の面談時、おばちゃんも思いっきり前任上司から「5年経ったら辞めてもらうからヨロシク」と言われた後、私のところへやって来て、

 

「ちょっと!ひどくない?!5年経ったら契約満了って言われたんだよ、どう思
う?!入る時はそんな契約じゃなかった
のに、なんでいきなり変わってんの?そんなの聞いてない!◯◯課長(前任上司の前任者)はそんな事一言も言ってなかったのに!電話でモンク言ってやるわ!!」

 

と、もう既に怒りのあまり大暴れしていた。

 

つか、アンタ前に「そんなの会社で決まったからしょうがない」ってミョーに悟った事言ってなかった??

なんでいきなり爆発してんの??

ワケわからんわ~。

 

多分、おばちゃんはダンナの事もあって勝手に自分だけは対象外だと思っていたフシがある。

 

だーかーらー、法改正でそうなったって言ってんだろーが。

 

まさかおばちゃんだって正社員になれるとは思ってないだろうから、勝手な自分解釈で自分はダンナに口利いてもらって残れると簡単に思ってたんだろーな。

 

トンチンカンな法改正だけど、たしかにこういうゴミは一掃できそうな気が、この時だけはしたわ。