goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

気になる新渡戸記念館の行方

えーっと、なんて言うか・・・

 

以前、ねずさんこと小名木善行さんのブログで紹介されていて、保守速報さんでも取り上げられていた「新渡戸記念館の取り壊し」について。

 

 

 

この記事をプリントアウトして職場のおじさんに見せてみた。

 

よく記事中に登場するおじさんで、所謂団塊世代ど真ん中の69歳である。

 

団塊世代はこういう状況についてどう思っているのかを確認してやろうと思って、記事を読んでもらったのだ。

 

すると、その印刷物を渡した翌日に「昨日のやつ読んだよ」と話しかけてきた。

 

「まぁ、ああいうのはしょうがない部分があるからなぁ。維持費が毎年3000万円もかかるし、市役所の方もなかなか厳しいから取り壊しにでもしないとやっていけないんじゃないか?」

 

という、非常に残念な感想で終わった。

 

っつーか、ねずさんの記事中には維持費の事なんか書かれていないんだが、自分で調べたのかな?

 

このおじさんも、まさに自虐史観で育った「日本人が悪かった」教育の賜物の人である。

 

教えられた事が全て正しいと思っている人なので、ほとんど自分で調べるという事をしないのだ。

 

おじさんの語録を並べるとまぁキリがないのだが、一番わかりやすい例を出すと

 

産経新聞は偏っている」

「(シナチョンに対しては)日本が悪い事をしたからしょうがない」

自民党のせいで日本は借金が増える一方」

 

などなど。

 

SEALsや辺野古で暴れているゲバルトじじいに比べると、調べもせずに本気でそう思っていそうなところが余計に厄介なのだ。

 

こういうのが選挙でとんでもないヤツに投票したりするんだよなぁと危機感を抱いたので、徐々に覚醒させるべく、普段からネットの情報なんかを色々と吹き込んだりしていたのだ。

 

だが、この世代は頑固である。

 

というか、洗脳を解くのってホント難しいのよ。

 

で、なぜか新渡戸記念館に関しては自分でも調べたのか、維持費の事なんか持ち出してこれまたなぜか役所側からの見方で語っていて、一体どーなってんの?と思ってしまった。

 

「いやいや、ちょっと。確かに維持費云々を言い出すと財政が厳しい話になるのはわかるんだけど、ポイントはそこじゃないんだって。“中心人物が日本人じゃない”とか“展示品が行方不明になってあげくに海外のオークションにかけられる”とかいうところが問題なんじゃないの、この場合?そこは何とも思わなかったの?しょうがないと思う?」

 

と質問をしてみた。

 

すると、

 

「うーん、日本人じゃないって書いてたか?オークションに出したら結局は市の収入になるから良いんじゃないか?」

 

と平気でトンチンカンに答えやがった。。( ̄▽ ̄;)

 

「違うんだって。市の収入にもならないんだよ。中心になって廃館に持って行こうとしてる人物が自分の懐に入れるっていう話じゃん。まぁそのために取り壊しを画策してるっていう記事だったんだけどね」

 

と、一度記事を読んだはずの人になぜか概要を説明するハメに~。

 

しかも、日本の宝が海外に流出する事になんとも思っていなさそうなところにもちょっと呆れたし(ーー;)

 

そして挙句には

 

「ははは、役所がそんなドラマみたいな悪どい事をするわけないだろー。ちゃんと決まりに則って会議やなんかで決定してるんだから。はははー」

 

とか言ってて、すっかり萎えた。

 

えええ~~…( ̄◇ ̄;)

 

その役所の決定事項やなんかが既に怪しいって記事中にもさんざん書かれていて、それに納得が出来ないから新渡戸家側が裁判起こしてんだけどねー。

 

結局、全部再度事細かに説明したのだが、おじさんが理解してくれたかどうかはビミョー。

 

このおじさんと話していてよくわかったのは、自分都合で記事を解釈して、自分の都合に合わない部分は読まなかった事にするんだなぁというところだった。

 

おじさん自身はとても良い人なだけに、思想的には本当に残念だったりする。

 

まだ救いなのは、「産経新聞は偏っているから読まない」と言っていたが、「朝日新聞も偏っているから読まない」と言っていて、地元の地方紙しか読んでいないところかなぁ。

 

百田さんも常に言っているが、団塊世代って本当にナンギだ。