goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

よく考えたら恐ろしい話は実はよく有る

先日、若手くんが珍しくサッサと定時で仕事を終えて帰った事があった。

いつもは私の方が早く帰るのだが、まぁ何か用事があったのだろう。

 

で、その翌日。

いきなりおばちゃんが若手くんに向かって

 

「若手くん、昨日◯◯の店に行ったでしょー!××さんが見かけたって言ってた
よ!親会社の☆☆さんと飲んでたんでしょー!」

 

とデカい声で話しかけていた。

 

どうやらその前日、若手くんは親会社の知り合いの人と夜飲みに出かけたようである。

 

××さんというのは、おばちゃんのダンナ氏の部下である。

その××さんが、早速上司であるおばちゃんのダンナ氏に若手くんを見かけた旨報告し、それをおばちゃんはちゃっかりダンナ氏から聞き、その事を本人に問いただしていたという、まぁだからどーした?という話なのである。

 

が、私は色んな意味で恐怖を感じてしまった。

 

なんだろー、このどこで誰に見られてるかわからない恐ろしさ。

プラス、若手くんの交友関係の異様な広さ。

若手くんって、まだ入社4年目のぺーぺーなんだけどねー。

 

まずおばちゃん側の話から片付けると、私がいつも不思議に思っているのは、なんでおばちゃんのダンナ方面の人たちはこちらにやたら絡もうとするのか?というところなのだ。

 

おばちゃんのダンナ氏は、親会社の人であるが、現在は別のグループ会社に出向している。

 

そのグループ会社が今の我が職場から近くて、何かあるとやたらと絡んでくる。

 

以前記事に書いたおばちゃんとダンナ氏が夫婦で可愛がっている女子社員というのは、そのグループ会社の社員なのである。

 

絡むというのは、別にイチャモンをつけてくるという意味の「絡む」ではなく、仲良くしようと擦り寄って来るという意味の絡むである。

 

擦り寄って来られても、同じグループではあるが全くの別会社である。

仕事上の取り引きはないし、事務所の場所が近いというだけで仲良くする理由はまるでない。

 

ものすごーくわかりやすく言うと、まるで、こちらはなんとも思っていないのにやたらとこちらを意識してきてウザい半島人のようなのである。

 

場所が近いので、昼時に外食した際にダンナ氏一行とバッタリ会う事も多い。

 

その時いつも「事務所に寄って行って下さいね!よろしくね!」といった具合にダンナ氏から誘われるのだが、その度に「は?なんで?私関係ないってば」と思うのである。

 

いつも一緒に食事に出ている契約社員のおじさんは、おばちゃんのダンナ氏とは旧知の仲である。

なので、おじさんはたまにダンナ氏の事務所に顔を出しているらしい。

 

まぁおじさんに言ってるのならわかるのだが、明らかに私の方を向いて言っているのだ。

 

ほんとよくわかんねー。

 

以前、そのおばちゃん夫婦が可愛がっている女子社員がわざわざ間違って向こうに届いた郵便物を届けに来てくれたことがあった。

 

「わざわざ持って来てくれたんですか?わぁすみません、ありがとうございます」

 

と礼を言うと、は?え?みたいなキョトンとした顔で「はぁ、いえ別に・・・」というあやふやな反応をされた。

 

イマイチとっつきにくい子だなぁと思っていたら、クルッと方向を変えて小走りでタタタッとおじさんの方に向かって行き、おじさんと何やら馴れ馴れしく話していた。

 

というわけで、わざわざ郵便物を届けに来てくれたわけでは全くなく、おじさんとしゃべりたいから来て、そのついでに郵便物を持って来ただけなのだった。

 

なーんだ。

丁重に礼を言って損したあーあと思っていたが、まぁわざわざ持って来てくれたことには変わりない。

 

で、その女子社員をおばちゃん夫婦はやたら周囲に押してくるわけだが、他の社員も特に親しくしているわけではないのですっかり困惑している。

どうも、それがおばちゃんには気にいらないらしい。

 

だれかれかまわず

 

「ねぇねぇ、◯◯社のA子さん知ってるよね?ね?あの子すごく良い子だよね~。かわいいしさぁ~」

 

と売り込んでいる。

 

すると、ほとんどの人が

 

「そんな人いましたっけ?」

 

と、ほぼ覚えていないような返事をする。

 

するとおばちゃんは

 

「ええ~?なによそれ~?A子さんだよA子さん!絶対知ってるって!◯◯社で事務やってるA子さんだよ、覚えてない?!」

 

と、ビックリしたように喚き出す。

 

「いや~、僕ほとんど◯◯社に顔出した事ないんで、どういう人がいるのかよくわかってないんですよね~」

 

と、ある営業マンが答えると

 

「今日の帰りに寄ってみたら?ね!ね!」

 

と無理やり進めていたり。

 

なんで用も無いのにいちいち顔出さにゃならんのだ。

 

その営業マンは笑ってごまかしながら「いや~、いきなり行ってもね~、ははは」となんとかおばちゃんから逃げていた。

 

他にも、「ああ、そういえばそんな人いましたねー」というくらいの人や、「いるのは知ってるけど特に話した事はない」という人が大半で、妙におばちゃんが気にしていた事があったのだ。

 

そしていきなりこちらにも矛先が向き、

 

「ねぇ、goru-goruさん!おかしいと思わない?皆知らないって言うんだよ、A子さんの事!変だよね?!◯◯社で事務やってるのに!」

 

とまくし立ててくる。

 

メンドクセーと思いつつ、

 

「いやー、まぁしょうがないんじゃない?仕事で関わりがあるわけじゃないし、ダンナ氏と昔馴染みの人はしょっちゅう顔を出してても、若い人なんかは最初から知らない人多いしね。私もA子さんっていう人がいるっていうのは知ってるっていう程度だもんねー」

 

と言うと、途端におばちゃんの怒りが爆発。

 

「なんでよーーー!!goru-goruさんが知らないっておかしいじゃん!A子さんだよ、A子さん!前にウチの事務所に何回か来た事あるじゃん!アタシはしょっちゅう会ってるし、よく話もするんだから!」

 

とキレだした。

 

そんな事いわれても知らんがな。

 

「あー、A子さんの存在は知ってるし、顔も知ってるけど、面と向かって話した事はないからねー。挨拶くらいはした事あるけどさ。事務所に来た事があってもこっちに寄ってくれてなかったら話す事もないしねー」

 

と普通に事実のみを答えておいた。

 

するとおばちゃん、何やら黙って考えていたが

 

「そっかー。他の人は思ったほど向こうの事務所には行かないんだもんね・・・」

 

と、やっとなんとなく納得したようだった。

 

その後である。

やたらと向こうが絡んで来るようになったのは。

こちらが行かないなら向こうから来させようという工作なのか?

で、そのココロは??

サッパリわからんのだな、これが。

 

ダンナ氏と外でバッタリ会って「事務所に寄って下さいね〜」と誘ってくる時は、必ず「ウチのA子も居ますんで、話して行って下さいね」とかなんとか付け加えてすっかりA子さん押し。

親しくなったらどうなんだっつーんだ。


で、もう一つの恐怖。

若手くんの顔の広さであるが、要するにそういうことなんだなぁというのはこちらに異動してきてからすぐにわかった。

 

つまり、上の人に取り入って、気に入られて仕事を進めていくタイプなのだ、若手くんは。

 

なので、いろんな所の上司と電話でも親しく話している。

 

ところが、ロボットのように下を可愛がる事がない上司にはその作戦はまったく効き目がない。

その為、若手くんは苦戦を強いられているのだ。

 

まあ私はそういうタイプの人をどちらかと言えば軽蔑しているので、ザマァ( ̄∀ ̄)とか思いつつぬる〜く眺めているわけだが。

 

そういった相談などを、取り入って親しくなった親会社の上の人などにしているのだろう。

 

その飲みの席をおばちゃんのダンナ氏側の人に目撃されてしまったというわけだ。

 

若手くんは隠れてコッソリ会っていたかもしれないのに、おばちゃんがデカい声でガンガンに言っていて、もう苦笑するしかなかったわ。

 

別に知られても良いならそれはそれだが、若手くんに気遣うことなく大声で皆に発表しちゃうおばちゃんってどうなのよ。

 

というわけで、2つの恐怖を一度に味わってしまった瞬間だった。

 

こんなのが日常だったら、そりゃあハゲも出来るわ(⌒-⌒; )