goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

探究心が旺盛なのはいいが、なんか違うような気がする

さて、若手にもかかわらず下っ端感がまるでない若手くんだが、相変わらず知りたい意欲は非常に強い。


なんとなく勘違いも甚だしい気もしないではないが、知っておかないと気がすまない性格なのだろう、多分。

 

以前、その態度にロボットが溜め息をついていた事があったので、そういう所が気になっているのは私だけではないはずだ。

 

早い話、なんか生意気。

 

入社して数年で、まだ20代半ば。
ほとんど仕事を把握出来ておらず、まだまだこれから徐々に覚えていかなければならない事が山ほどあるのに、何でいきなり管理職クラスがやってる仕事に首突っ込んでくるんだよ?!

と思っているロボットの気持ちは、傍で見ていてわからぬでもない。

 

なので、「そんなもん私が知るわけねーだろ」というような質問もバンバン浴びせてくる。

 

基本的に、取引先への請求書は私が作成しているのだが、以前の職場ではまるでタッチしていなかった若手くんは請求書に関してグイグイ突っ込んだ質問をしてくる。

 

そもそも私が作成している請求書は、取引先(=親会社)が主導しているため、親会社から言われる金額をそのまま請求しているに過ぎないわけだが、若手くんは

 

「いつからいつまでの期間分を請求してるんですか?」

「差し引く分は何を元に決まるんですか?」

 

などなど、疑問が湧きまくるのか、どんどん質問責めにしてくる。

 

だが、それは現場の仕事上の範囲である。

現場マンや営業との兼ね合いで親会社に

 

「今回はこれだけの仕事分で請求します」

 

と届け出たものを、親会社が吟味して

 

「OK、チェックしたら書類通り仕事が完了してたから、これこれの金額分で請求書を作ってね」

 

という連絡が私のところに回ってきて、その通りに請求書を作成するのである。

 

つまり、若手くんが知りたがっている内容はすべて現場&営業の範囲の内容なのである。

 

私としては、「それは現場の人が書類をくれるから、その通りに請求書に計上してるだけ」と答えるしかないのだが、その答えでは若手くんは納得できないようだ。

 

現場の人の所へ行ってグイグイ質問している。

聞いて納得できたのかどうかはわからないが、とにかく聞きに行って戻ってくる。

 

全体の流れからまず知りたいのかもしれないが、まったく管轄外の事を聞いてややこしくならないのだろうか?

 

案の定、質問自体が全く畑違いの範疇に入っているため、なんとなく耳に入ってくる若手くんと現場マンのやりとりを聞いていても、専門用語や建築資材の名前などが飛び出している。

 

あげく、作業自体の工法だのなんだのという話も出ていて、「一体何言ってんのかサッパリわかんねー」という状態に。

 

若手くんは当然現場マンではなく事務職として採用されているので、フツーの高校からフツーの大学を出て新卒採用で入社している。

 

故に、現場の仕事がわかるはずもない

 

一方、現場マンや営業の人たちは基本、工業高校や工業大学、大学の工学部などで専門的な勉強をし、入社時には既に数種の資格保持者という人が少なくない。

 

まぁ、それぞれ個人の勝手だとは思うが、まずは事務職の範囲でその請求書を作れるようになってからやってよ、そういう探究は、と思うのは私だけなんだろーか?

 

どんな仕事でもそうだと思うが、携わっているうちに全体の流れがわかってくるもんじゃないのかなぁ。

 

というワケで、やりもしないでグイグイ知ろうとしなくていいから、まずこの仕事を早く引き受けて欲しいんだよな。