goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

真実を暴いていく方向の若手くん

すっかりワークフローの輪から外されてしまった若手くんだが、全く負けていない。


若手くんの前の上司が若手くんの事を「メンタルが弱い」と言っていたらしいが、え?どこが?と思うくらいに蓋を開けてみればドあつかましいではないか。

 

若手くんは、この件に関して静かにだが妙に関わろうとしている。


自分がワークフローから外されているにも関わらず、グイグイと色んな支社の知り合いから色んな情報を集めてくれたおかげで、改めてわかった事が多々あるのだ。

 

実は、私が結局は押し付けられてしまったそのワークフロー業務は、他支社では総務経理ではなく、営業が担当している事がほとんどだった事がわかった。


総務経理が担当している支社でも、係長以上の正社員が必ず担当している事もわかった。

 

現在我が支社では、その入力業務を扱えるのは私一人という事になっている。


つまり、そのシステム画面の使用許可を本社に届け出ているのが私一人になっているのだ。

 

だが、他支社ではそれぞれ数名が届出されていて、一人だけでなく何人かの人がその業務を扱えるようになっているのだ。

 

支社の規模にもよるが、ここと同じような規模の支社でもそういう体裁になっていた。

 

おそらくロボットが勝手に「担当者を一人に絞らなければならない」と思い込んでいて、元々私がその業務に携わっていたというだけで、他支社に確認を取るでもなく、仕事の内容を吟味するでもなく、そのまま私一人に押し付けてきたというわけだ。

 

色々と調査をした若手くんが良い事を言った。

 

「そもそもこの仕事って、営業管轄なんじゃないですか?」

 

まさにそれ!

今どきの若い子風に言うと「それな!」である。

 

私は高機能の代わりにこの業務をやり出したときから気になっていたのだ。

 

契約番号だの契約金額だの、納期がどーの、資材発注がどーの。

まるっきり営業と工事の管轄の話じゃねーか!と。

 

おまけに、登録後にプリントアウトする書類を各所属長に回して承認印を押印してもらった後は、それをおばちゃんに渡しておばちゃんの部署でファイリングしているのだ。

 

なんじゃそれ?と最初に思ったものである。

 

以前、おばちゃんに確認ミスの濡れ衣を着せられたのも、まさしくこの入力に関してである。

 

要するに、この業務はおばちゃんが所属する部署の仕事なのだ。

もっと言えば、立場上パートにやらせても良いと言うならおばちゃんの仕事のはずなのだ。

 

なんでこっちがやらされてるんだろー?


そして、若手くんがちょっとだけロボットにぶっ込んでくれた。

 

「よその支社では営業がやってるみたいですけど、なんでこの支社ではgoru-goruさんがやってるんですか?」

 

ロボットはビックリ顔で

 

「えっ?よその支社でも経理の仕事だよ、そりゃあ」

 

と言いながらシステムの画面を見て確認していた。

 

全社の登録状況が画面上で見る事ができるので、申請者が誰かを調べ始めたようだ。

 

その画面を見ながら、

 

「・・・ほんとだねぇ、どこどこ支社では○○が登録してるなぁ。どこどこ支社では××がやってるなぁ・・・うーん・・・」

 

などと、ボソボソと言っていた。

 

○○さん、××さんというのは、他支社の営業と、工事担当者の社員である。

 

で?今後はどうするつもりなの?

と今は思っている状態である。

 

私の推測だが、おそらくシステムを導入した当時、PC入力に明るい社員が営業に居なかったのではないかと思う。

 

誰しもがPCニガテで、皆が皆忙しくてシステム入力してる時間がないから経理に回ってきた仕事なのではないのだろうか。

 

そもそも営業管轄の内容なので、普段から営業の仕事ばかりをしている人は契約内容や工事件名を聞くだけで「ああ、あの仕事」とピンとくるのかもしれない。

だが、私は普段は経理の人間である。

 契約番号や工事件名などを言われてもまるでピンと来ない。

 

そういうところがおばちゃんには全く理解できないらしい。

 

いつも

「この間の○○○の工事なんだけどさー」

「どこどこの×××工事のやつがー」

などと、私にしてみればワケのわからない呪文のような工事件名を羅列して話し掛けてくる。

 

そんなものを一々覚えていない私は

 

「え?何?もう一回言ってくれる?契約番号何番だっけ?」

 

などと聞き直す。

 

すると、

 

「もう!この間登録したじゃん!ちゃんと覚えといてよ!」

「先週書類回してるでしょ!覚えられないんならメモとってよ!」

 

などと怒鳴ってくるのである。

 

なんで私がアンタの仕事をいちいちメモしてまで把握しなければならんのだ。

そんなに言うならテメーで入力しろや!と怒鳴られる度に思っている。

 

また、工事の件名がどれも似たり寄ったりで、何がどの工事なんだかさっぱりわからない。

 

それでも、登録だけはなぜかこちらの担当になってしまっているので、シブシブしょうがなくやっている状況である。

 

多分、おばちゃんはそんな事はまったく考えていないのだろう。

 

本来は自分の部署がやるべきものを、他に出来る人がいないからgoru-goruさんに回ってしまっているなどとはまず思っていない。

 

思っていたら、私に対してエラそーに怒鳴ったり人のせいにしたり出来ないハズである。

 

そんなこんなで、私が変にとばっちりを受けて困っているのを若手くんは完全に理解していたらしい。

 

どうやったらミスを防げるのかを自分なりに考えてくれていたようだ。

 

そんな時、若手くんがまたまた良い所に目をつけて言った。

 

「おばちゃんって、普段何の仕事してるんですかね?」

 

そう!
そこなんだよ~。

 

私にもよくわからないんだよー。

一応営業の方の事務関連の仕事をやってはいるのだが、結局は肝心の登録はこちら任せにしているし、本来は自分が管理しなければならない部分を全部人任せにして、ミスがあったら平然と人のせいにしている。

 

その辺りを若手くんも不思議に思ったらしかった。

 

本来なら営業管轄の内容なのに、おばちゃんがあまりにも無責任すぎると思ったようだ。


実は、おばちゃんの仕事は確立されていない。

これは以前おばちゃん本人から聞いたのだが、もともとおばちゃんのポジションはなかったらしいのだ。

 

そこに、おばちゃんのダンナ氏がおばちゃんをムリヤリ突っ込んで来た。

そもそもこれといった仕事を割り振られていなかったので、おばちゃんがどんどん自分で仕事を取り込んでいって今の形になったらしいのだ。

 

それまでは、営業の人がそれぞれ自分で書類を作成したりしていたようだ。

 

営業管轄のシステム登録を経理が行っている理由はこの辺りにありそうだ。

 

なんでおばちゃんが入ったときに、おばちゃんにその仕事を渡さなかったのだろう?

 

そんなにおばちゃんに登録を任せるのがダメなんだろうか?

 

まぁ私が管理職なら・・・
任せるのは躊躇するわな、うん。