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goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

高機能さんの事2

それからしばらく経った頃、徐々に様子が変わってきた。

どうやら、周りの人にも高機能の実態がわかってきたらしかったのだ。

またサイテーと言えばサイテーなのだが、どうやら前任上司が仲良くなった他部署の社員に高機能の事をグチっていたようだった。

 

それに加えて、おばちゃんが高機能から直接被害を受ける事が増えたのだ。

 

ある時、おばちゃんが鬼の形相で私一人の時に部署の部屋へやってきて、高機能の事でモンクをたれて戻って行った。

 

毎日夕方に、私がいる部署の部屋へ契約している宅配業者が集荷をしに来る。

他部署の人たちは、送りたいものを我が部署の所定の場所に置いておく事になっている。

その日おばちゃんは、そろそろ集荷時間というギリギリの時に出したい荷物があったらしく、高機能に内線で宅配業者がまだ来ていないかどうか確認したらしい。

その時点ではまだ来ていなかったので、高機能もまだと答えたようなのだが、おばちゃんが荷物をかかえて来たときには既に宅配業者は集荷を終えて去った後だったのだ。

 

その時、ちょうど私も前任上司も席を外していて、部屋にいたのは高機能だけだった。

おばちゃんとのそういったやり取りが事前にあったなら、宅配業者に待ってもらうなり、おばちゃんに宅配業者が来ている旨を連絡するなり、何かしら行動すると思うのだが、高機能に限ってそんな事はないのだ。

思いつきもしないらしい。

 

おばちゃんは、「goruーgoruさんが大変って言ってた意味がやっとわかった。一事が万事、この調子なんだろうね」と言っていた。

今頃わかったのか遅いんだよと思ったが、とりあえず理解者が増えたことで私の気持ちは少し軽くなった。

 

おばちゃんが被害を受け出してからの高機能のダメさの広がり方はあっという間だった。

もう、皆が「ああ、高機能さんだからしょうがないよね」という空気になっていた。

 

ただ、前任上司から「高機能にはキツク当たらないでくれ」というお達しが出ていたようで、誰も直接高機能に当たる人はいなかった。

その為、相変わらず高機能自身は何かに守られたような立場でのほほんと仕事をして、『周りに気を配る事の出来ない人』のまま過ごしていた。

それどころか、誰からも叱られない上、前任上司からは相変わらず「うん、よくできたね~」「さすが高機能くん」などと常におだてられていた為、少々天狗になっている節があった。

 

ちょっとした雑用などは「なんでオレがやらなきゃいけないんだよ」といった態度で、全く非協力的だった。

ある時、誰かが高機能に仕事で頼みごとをしていて、「まぁ、しょうがないからやってやってもいいけどね」と答えている場面に遭遇した時には、本当にビックリした。

 

この時、完全に前任上司の教育の失敗だと確信したのだ。