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goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

絶縁リスト1

わたくしごと

今、私生活でちょっとした窮地に立たされている。

そういう時、少し一息ついてボーッとしていると、なぜか昔のしょーもない事を思い出したりする。

私の場合、若い頃の友人関係をよく思い出す。

良い友人に恵まれなかった私は、若い頃の友人とはすっかり絶縁状態になっている。

なので、よく「幼稚園の頃からのくされ縁」などと言う人の言葉を羨ましくも思うのだ。

覚えているうちの一番古い記憶で最初に仲良くなった近所の女の子は、少し離れた所に住んでいたその子の従妹と結託して、私を仲間はずれにするようになった。

ある日、その子達にいじめられて帰ってから誰とも遊ばずに過ごし、そのまま幼稚園に入園した。

その時から幼稚園で出来た友達と遊ぶようになり、その近所の女の子の事はすっかり忘れ、いつの間にかその女の子の家は引っ越していて無くなっていた。

小学校に上がると、幼稚園の時の友達がみな別の小学校で離ればなれになり、全く顔を合わせる事がなくなった。

小学生の時は、小学校で出来た新しい友達と仲良くなり、その子たちとよく遊んでいた。

だが、その小学校の6年間でも2年毎にクラス替えがあり、必ず仲の良かった子とは別々のクラスになっていた。

私だけが別のクラスで、他の仲良しグループだった子たちは皆同じクラスという事もあった。

なぜか、私だけがいつもクラス替えがある度に、また一から人間関係を作っていかなければならず、誰とでもすぐに打ち解けて仲良くなれる方ではなかったので、子供ながらに本当にメンタル的にしんどかったのを覚えている。

まったくバラバラの所から一つに集まったというわけではなく、ある程度出来上がった集団をいくつかに区切って組み合わせを変えただけの状態なので、私以外の子たちはすでにグループが出来ていて、その出来ているグループに一人で入って行くのが本当に大変だった。

中学に上がってもほぼ同じ様な状況だった。

相変わらず、私だけがまた別のクラスで、他の子は誰かしら知っている子や仲の良かった子と同じクラスになっていた。

そして、私は中学3年に上がる時に、親の仕事の都合で転居した。

初めて"転校"という物を経験したのだが、その転校先の中学が2年から3年に上がるときにクラス替えをしないらしかった。

すっかり出来上がっているグループ割りで、しかも中学3年の受験生だ。

その中学自体、転校生というものが珍しかったらしく、いつも男子生徒にからかわれ、女子生徒は誰もかばってくれず、仲間にも入れてくれなくて、いじめというほど酷くはなかったが、毎日本当に学校に行くのが嫌になっていた。

そこで新しく友達を作る機会はまぁ無かった。

その反動か、高校時代は本当に楽しかった。

この頃、家はまだ余裕がある時期だったので、親に頼んで私立の女子高に入学したのだ。

本当に皆がバラバラの所から集まっていたので、出来上がったグループに入っていく苦痛もなく、クラス全員が仲良くなって毎日学校に行くのが楽しくなっていた。

同じクラスに同じ沿線の仲の良い友人ができ、行き帰りはいつも一緒だった。

ところが、また親の都合で転居する事になった。

学校を移るほどの距離ではなかったが、通学沿線が変わってしまった。

ちょうど、同じクラスに同じ最寄駅の生徒が一人いた。

全体が仲良しクラスではあったが、その中でもほとんど話した事のない子だった。

あー、またか~、と思った。

どうしても、そういう方向になる運勢なのかもしれない。

とりあえず、朝、駅で顔を合わせるので、転居して最初の頃はその子と一緒に通学していた。

だが、よくよく話してみると本当に我の強いクセのある子で、自分の方がしんどくなって電車の時間を2本早くズラす事にした。

早く通学するうちに、また別の反対方向から通っている同じクラスの子数名と学校の最寄駅で会うようになって、朝その子達と通学するのが楽しくて、結局卒業するまで2本も早い電車のまま通学を続けた。

朝はそれで良かったのだが、帰りは同じ最寄駅のクセの強い子とどうしても一緒になってしまい、帰り道はガマンの日々だった。

そして、その子はこちらが避けても避けてもずっと関わってくる事になるのだ。

2年のクラス替えでその子とはクラスが別々になった。

クラスが別れてもその子から一緒に帰ろうと言われ、断り方もわからずズルズルと言われるままだった。

全校生徒の中でも私と同じ最寄駅の生徒は5名程しかおらず、同じ学年では3名だけだった。

私と、そのクセの強い子と、クセの強い子の幼馴染だった。

幼馴染は別のクラスで、私が転居先の駅から通うようになってすぐにクセの強い子から紹介された。

その幼馴染は私に向かって「これからは一緒に学校行こうね」などと言ってくれていたが、朝は私の方が脱落してしまった。

ある日の放課後、どうしても気分的にクセの強い子と一緒に帰りたくなかったので、「今日は急ぐから先に帰るね」と伝えてサッサと帰った。

ところが、乗り換え駅で電車を待っていた時、後ろから誰かに背中をつつかれ、振り向いてビックリした。

そのクセの強い子が立っていたのだ。

「びっくりしたぁー、えー、なんでいるの??」

と尋ねると、今日は珍しくホームルームが早く終わったと言っていた。

クセの強い子のクラスは終わりのホームルームが長くて、いつも私は待たされていたのだ。

幼馴染も別の用でいないから、急げば間に合うと思って追いかけて来たと言う。

そして、なんで先に帰ったの?と追及が始まるのだ。

これさえなければなぁ、と毎度思っていた。

「なんで今日急いで帰ったの?何か用事があるの?ねぇ、なんで?」

本当は特に用などなかった私は適当に言い訳を繕って

「あー、えーっと、FM放送で録音したい放送があるから、早く帰っておきたくて・・・」

などと答える。

すると

「何時から?なんていう番組?誰が出るの?」

と次から次へと質問責めにしてくる。

私はしどろもどろになりつつ、

「いや、えーっと、番組名はわかんないんだけど、時間は5時からだったかな、ちょっと覚えてない。◯◯の新曲がかかるかもしれないなぁと思って~・・・」

と、また誤魔化しつつ答えると

「5時からだったら一緒に帰っても間に合うじゃん。なんで先に帰るの?ねぇ、なんで?アタシと一緒に帰りたくないから?」

とさらに追及してくる。

そうだよ、一緒に帰りたくないからだよと思いながらも

「いや、そういうワケじゃなくて~、録音テープがあったかどうかも見てみないとわからないし、無かったら買いに行かないといけないから・・・」

とおそるおそる答える。

やっと納得したのか、何か不審に思っているのか

「ふぅ~~ん。まぁ、いいや。私、駅前の本屋さんに寄って帰りたいから付き合ってね」

と、平気でほざいてくる。

「いや、私、FM放送があるから寄ってる時間ないんだけど」

と言うと、

「えー、なんで?いいじゃん、ちょっと本屋に寄るだけなんだから、間に合うでしょ?私が行きたいんだから行くよね?」

などと、ワケのわからん女王っぷりを発揮する。

ほんと、カンベンしてくれー、と思いながら

「ひょっとしたら4時からだったかも。時間はっきり覚えてないんだよね。早く始まるかもしれないから、今日は寄らずに帰るよ」

と、なんとか逃げ帰った。

せっかく一人でのんびり帰路に着こうかと思っていたのにすっかりパー。

幼馴染の子がいれば少しは緩和されるのだが、このクセの強い子はいつもこの調子で自我を主張しまくっていた。

学生生活での暗黒面は、彼女によるところが大きかったのだ。