goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

「そういうとこなの~!」


タイトルのセリフをTVCMで耳にして、まさに私が毎日言いたくなるセリフだと共感した。

我が職場の上司であるロボット上司が本当に面倒臭い人で、何をやるにしても回りくどい。
もっとシンプルにやればもっとスマートに仕事が進むのにと思いつつ、指示通りに泥臭い仕事を日々こなしている。

先日そのロボット上司に、指定された10枚程度の書類をファイルから抜き出してスキャンしてくれと頼まれた。
月ごとに綴じてあるファイルから各月それぞれ1枚ずつ書類を抜き出して、まとめてスキャンするという仕事だった。

その時にロボットが言ったセリフが
「モノクロ”で”いいから」
だった。

よくねーよ。
そもそもカラーコピー機のスキャナーを使うので、最初の設定がカラーになっている。
モノクロで撮るとなると、わざわざ設定し直さなければならないのだ。

「面倒だけど、モノクロでお願いできるかな?」

じゃないのか。

と、イライラしながらもスキャンして、ロボットに終わった事を報告した。
すると、
「それ、PDFデータで欲しいからこっちに送って」
と言う。

いやいや。
スキャンしたデータは、スキャン用の共有フォルダーに入っている。
各自のPCから共有フォルダーを開けば見る事ができるのだ。
なので、一瞬何を言われているのかわからなかった。

「スキャンの共有フォルダーに入ってますよ」

と言うと、
「それはわかってるからさ、そのデータをメールで送ってよ。そのデータ、本社に送らないといけないんだよ」
と、また言う。

面倒になりながらも
「メールで送らなくても、ロボットさんのPCから共有フォルダーを開いたら見れますので」
と、事細かに説明すると、
「あ、ああ、そうか、そうだった~。いやー、忘れてたよ~。はははははは」
だって。

ちなみにこの人、今の支社に移動してくる前は、システム関連の部署だった。
バリバリの理数系で(だからイマイチ言葉が通じないのかもしれないが)、一時は親会社に出向してシステム開発を担当していた事が自慢なのだ。
なのに、なんでそうなるんだよ。

言われたスキャンの仕事は終わったので、書類をまた元のファイルに綴じて席に着いた。
その時、ロボットが何やらプリントアウトしている。
よくよく見ると、先程スキャンしたデータを印刷していた。
スキャンしたものなので写りが悪く、小さい数字は潰れて読みにくくなっている。
データだけでなく印刷物が必要なら、なんで先に言わないんだよ。

スキャンするついでにコピーも取れたのに、もうそれぞれのファイルに綴じてしまったじゃないか、と思いながら
「それ、コピーいるんですか?」
と尋ねた。

すると、ちょっとイラついた風に
「PDFデータを本社に送らないといけないからスキャンでいいんだよ!」
と言う。

なにそれ、なんでキレぎみで言われないといけないんだよ、と思いながら
「いや、わざわざ印刷もしてるんなら、さっきの原本を出しているときにコピーした方が数字が見やすいと思っただけです」
と言った。

すると、ロボットはハッとして、
「あ、そうか、そうだよね…。原本、もうファイルに綴じちゃったよね…」
と、初めて気付いたように言ってきた。

「はい、綴じました」
とだけ答えて、もう知らん顔をした。

ほんと、そういうとこなんだよな。
面倒すぎるよ。