とうとう「ゆとり世代」の洗礼を受けた
「ゆとり社員」に困惑する職場が急増?ゆとり世代は『指示したことしかやらない』『すぐ言い訳をする』との回答が全体の35%に上る|日本法規情報株式会社のプレスリリース
《以下抜粋》
◆職場でのゆとり世代の印象は「指示したことしかやらない」が約2割を占める
「あなたの職場のゆとり世代で当てはまる特徴」についてアンケート調査の結果、 最も多かったのが「指示したことしかやらない。 もしくは指示したことしか出来ない」で19%でした。 続いて「すぐに言い訳をする」が15%、 「敬語が使えない」「自分で考えることをしない。 全てマニュアルに従う。 」「根拠もなく自信がある」「軽く叱っただけで仕事を休んだり「辞めたい」と言ったりする」がそれぞれ12%、 「手が空いていてもオフィスにかかってきた電話に出ない」「自分からコミュニケーションをとりたがらない」がともに8%という結果となりました。
《抜粋おわり》
というのが、言わずと知れた、所謂一般的な「ゆとり世代」の特徴である。
職場にも、この世代の若い社員は何名かいるが、「まぁ、最近の子だからこんなもんだろうなぁ」と、最初から諦めの気持ちで接しているので、特段「ゆとり世代」に驚いた事は無かった。
もちろん、この世代の特徴として挙げられているような言動が全くない、しっかりした若い社員もいる。
そういう人は、親御さんの躾や教育がきちんとしていたのだろうという印象がある。
後で、核家族世帯ではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、両親、兄弟数名という家庭で育ったのだと聞いて、なんとなく納得した。
まぁ、そういう職場環境だったので、「ゆとり世代」と呼ばれている世代に対しては特に偏見もなく過ごして来た。
だが、とうとうやって来た。
「ゆとり世代」の申し子が。
昨年10月に、別の支社から異動になってやって来た、20代前半の「ゆとり世代」ど真ん中の若者である。
そもそも部署が違うので、そうそう接触する事もないのだが、仕事上で用があって話をする時は、特に悪い印象はなかった。
ただ、なんとなく面倒くさそうな表情で、少し考えてから返答しているのか、ちょっとの間があって返事が返ってくるのが気になる程度だった。
ところがつい先日、改めて面と向かってそのゆとり社員に言われた。
「goru-goruさんに飲み会でビールをムリヤリ注がれたのが、すごくイヤでした。あんなんだったら、飲み会もう行きたくないです」
だって。
その前日に、職場の新年会があった。
始まってから時間が過ぎて、皆がすっかり出来上がってテーブルを移動し出した頃に、私も他のテーブルをお酌して回った。
その時に、そのゆとり社員にも注いだのだが、それが気に喰わなかったらしい。
私も酔っていて、色んな人にお酌をしたので、細かい場面は覚えていない。
が、本人が言うには、グラスに既に満タンに入っているのに、ビールを注ぎに来たから、ムリに飲まなければならなかった。
「それがすごく腹が立ちました」
だって。
ええ〜?
飲み会でお酌されたらそういうもんじゃないのか?
と思ったが、飲めないのに無理をさせたなら申し訳ないと思ったので、
「あ、そうだったの。ごめんね。次からは気をつけるね」
と言って、その場は収めた。
後からおばちゃんにその話をしたら、おばちゃんも驚いて
「ええー?あの子、そんな事言ってたの?他の人からはバンバン注いで貰ってガバガバ飲んでたよ。
二次会にも来てて、そこでもめちゃくちゃ飲んでたし。
可愛い顔してるけど、お酒強いみたいだよ。遊び慣れてるみたいだし。
なんでいきなりgoru-goruさんにだけモンク言ったんだろうね?」
と言っていた。
益々ワケがわからん。
要するに、私の事が気に喰わないんだろうなぁ。
他の人にお酌をされても気持ち良く飲めるが、キライな人物から注がれるのはイヤだと言いたいのだろう。
イヤな上司相手にも、ニコニコしながら我慢してお酌をし、飲みたくなくてもちょっとでもグラスのスペースを空けてお酌を受けてきた世代からすると、もう驚愕の一言しかない。
はっきりと、ハタチそこそこの若造に
「おまえ嫌い。だから近寄るな」
と言われたんだからね〜。
しかも、普段そんなに接触が無いのに、なんで嫌われてるのかもサッパリだしなぁ。
ホント、今頃になって改めて「ゆとり世代」にどう接したらいいのかわからなくなったわ。
というワケで、なるべく距離を取ろうと思ってしまった。
全く解決策になってないんだけどね。
ああ、同じ部署じゃなくて良かった。