goru-goru綴り

日頃のもやもやを書き綴ります

世論調査の思い出

アメリカ大統領選のニュースで、「世論調査の結果が~」と言っているのを見て思い出した。

 

世論調査といえば、何年か前、新聞社から世論調査の電話が掛かってきた事がある。

 

面白そうだったので、答えてやろうと思い

「お時間よろしいでしょうか?」

との問いに

「大丈夫ですよ」

と答えた。

 

すると、その調査員は

「では、ご家族の中で、年齢が上から二番目の方を電話口にお願いできますでしょうか?」

と言う。

 

は?何それ??

なんで上から二番目?

その当時、私と母、兄夫婦の4人暮らしだったので、年齢が上から二番目となると、兄という事になる。

 

私も適当に「はい、私です」と答えれば良かったのだが、バカ正直に「今は留守です」と本当の事を答えてしまった。

 

すると、その調査員、

「あー、お留守なんですか、何時頃お帰りでしょうか?」

と言う。

 

は?何それ??

私が答えるんじゃダメなの?

 

と思いつつ

「何時になるかわからないので、私がお伺いしますけど・・・」

と答えると、

「ああ、そうなんですか~。いえ、上から二番目の方でないとダメですので、また夜にお電話させて頂きます」

と言う。


は?何それ??
だから、なんで上から二番目?

そんなに面倒な事なら、もう掛けてきて欲しくない。

私は相手する気マンマンだが、兄が嫌がる事は目に見えているのだ。

「いや、私なら答えられると思って了承したんですけど、兄は出たがらないと思います。何時に帰って来るかもわかりませんし、私でダメならもう掛けて頂かなくて結構です」

と答えた。

 

すると、その調査員、

「いえ、大体何時頃お戻りかを教えて頂ければ、またお電話させて頂きますので・・・」

と、人の話きいてんのか?と思うような返事をしてきた。

 

「いえ、ですから、帰宅時間がわかりませんし、本人が戻っていても電話には出ないと思いますので、掛けて頂かなくて結構です」

と再度伝えた。


その調査員は

「あ、そうなんですか。ではまた夕方くらいに掛けさせて頂きます」

と言って電話を切ろうとした。

いやいや、だから~、おーい、聞いてるかー?と思いながら

「いえ、もう掛けて来ないでください。世論調査、お断りしますので」

とはっきり断って電話を切った。

 

なんでこんなに日本語が通じないんだ。

上から二番目の人でないとダメな理由って何なんだろー?とムカムカしながら考えていた。

 

掛けてきたのは、若くて電話に不慣れな様子の女性だった。

どうせ、学生のアルバイトか何かだろう。

機転など利くわけがなく、マニュアル通りの受け応えしかできずにドツボにはまったのだと思われる。

 

そして夕方、丁度夕食の支度をしている時に、電話が鳴った。

嫌な予感がしつつ出てみると、やはり、件の世論調査の電話だった。

あれほど電話してくるなと言ったのに、やっぱり掛けてきた。

しかも、夕飯時の火を使っているタイミングだったので、イライラはほぼピークだった。

 

掛けてきたのは、昼間とは違って、中年男性だった。

 

「上から二番目の年齢の者はまだ仕事から戻っていません。それに、もうかけて来ないでくださいってお断りしたはずですけど」

と、不機嫌を露わにして言うと、

 

「ああ、いえ、申し訳ありません。年齢は関係ありませんので。今お電話口に出られている方で結構ですので、世論調査にご協力頂きたいのですが・・・」

と、少々恐縮しながら言う。

どうせ、機転の利かないボケナスバイトにマニュアルだけ叩き込んでいたせいで、全く調査がはかどっていないのだろう。

全然データが集まってないんだろうなぁ、と思いながら

「いいえ、お断りします。もう二度とかけて来ないでください!」

と怒って電話を切った。

 

ちなみに、そんな段取りの悪いふざけた世論調査を行っていたのは

 

朝日新聞

 

である。