困った人 2号
ずっと以前のエントリーに、「困った人」というタイトルで書いた事があるが、今回はまた別の人の話。
一体、何人そういう人が居るのかと思われそうだが、はっきり言うとほぼ全員、似たり寄ったりなのだ。
その中でも、特にヒドいパターンを紹介しているのである。
今回の困った人は、とにかく人に迷惑が掛かる失敗をよくする。
なんでもかんでも適当に進める為、結局後から変更する事になり、他の人にも波及していくパターンだ。
後から何度も変更、修正でウンザリする上、社内にとどまらず、取引先にまで迷惑が掛かる。
それが何度も続いて、イライラしたので、私はキレた。
何度も何度も次から次へと言われても、取引先にも何度も修正してもらわないといけなくなる。
なので、修正があるならあるで、他にもないか確認して、合わせて報告してくれと怒ったのだ。
ところが、本人は至ってマイペースで、
「ああ、大丈夫大丈夫、もう他にはないから」
と言う。
ホントかよ。
と思いつつ、取引先に修正箇所を報告して、「何回もすみません」と頭を下げる。
あー、ウンザリする。
と、その翌日あたりに、やっぱりまた修正があると言う。
もう、完全に線がブチ切れた。
「だから他に修正がないか確認しろって言ったじゃないですか!!!一体何回相手先に謝ってると思ってるんですか!これで最後ですか?!本当に?!もう次言ってきても知りませからね!!」
と言った具合だ。
恐ろしいのはここから。
その後、結局また修正があったのだ。
あれだけ怒って注意したにもかかわらず、確認していなかったらしい。
しかも、その修正を私に報告して来なかったのだ。
また怒られるのがイヤで黙っていたらしい。
いやいや、あり得んだろー。
仕事なんだよ?
たまたま偶然、修正箇所を私が見つけたから良かったものの、そのまま通してたらどんだけ取引先にまで迷惑が及んだ事か。
もう私は呆れ過ぎて、何も言葉が出なかった。
少し時間を空けて、気持ちを落ち着かせてから、困った2号に尋ねた。
「これ、修正あったんですよね。取引先に伝えますけど、この通りで良いんですか?他にもありますか?」
すると、困った2号は驚くべき発言をした。
「別にどっちでも良いよ。相手先に伝えるんなら伝えてくれたらいいし。伝えたくなかったら言わなくていいし。もう他にはないはずだから」
伝えても伝えなくても、どっちでも良いってなんだ?
相手があるのに、そんな仕事って有るのか?
明らかに、私に怒られた事でふてくされモードに入っているのだ。
ますます呆れて物が言えなかった。
ここって会社だよね?
小学校とかじゃないよね?
頭がクラクラしていた。
ちなみに、この困った2号は、私が所属する部署ではない部署の、課長職の50代男性である。
人手が足りないからと、私にその部署の仕事が回されてきたのだ。
思うに、人手が足りないのではなく、段取りが悪くて仕事が回っていないのだと思うのだ。
だが、この部署は似た様な人ばかりで、一向に改善は見られない。
課長からしてこの感じである。
ずっとそのままなんだろう。
もう、普通の順調な流れの仕事を望んでも、到底無理な環境なんだなぁと思いつつ、取引先に再度連絡して頭を下げた。
そんな時にしゃしゃり出てくるのが、おばちゃんである。
「goru-goruさんは言い方がキツ過ぎるんだよ。親切じゃないし。あの人はいつもあんな感じで治らないんだから、その都度合わせてあげるしかないんだよねー。
私はそこら辺ちゃんとわかってるから、面倒でもやってあげてるよ」
なんだそうだ。
あーそうですか。
悪かったな、キツくて。
悪かったな、親切じゃなくて。
これでも散々我慢してつき合った挙句だ。
仕事は仕事と割り切れよ。
と思っていたら、ある日おばちゃんが激ギレしていた。
相手は困った2号。
「なんでちゃんと前もって言ってくれないのよ!また最初からやり直さないといけないじゃない!!もう取引先にも提出したのに、回収にも行かないといけないでしょ!アンタ代わりにやってくれんの?!」
理解があるから親切にやってあげてるのかと思いきや、激おこだった。