立ちはだかるアンフェア
何気なく見ていたテレビCMで、タイトルの言葉をふと耳にした。
「立ちはだかるアンフェア」
日本は連日のメダルラッシュである。
今朝もレスリング女子が、三人連続で金メダル。
猛暑でバテそうな中、私も元気を貰った。
前回、柔道についてエントリ記事を書いたが、その後色んな記事を読んで合点がいった。
ルールに則って競技を行っている以上、選手に落度はない。
責めるべきは、そのルールの番人である審判である、という事がわかった。
そして、その主審の国籍がどうやらあの国であると判明したときに、深く納得したのである。
まぁそれにしても、小狡く反則技を使って審判にバレなければラッキーという戦法を、わかっていてワザと使うのはどーなんだよとは思う。
日本人の私は特に思う。
兎にも角にも、オリンピックは日本人にとって、「立ちはだかるアンフェア」の世界なのだ。
こんな状況でも、日本人選手はメダルを目指して黙々と練習に励む。
日本人に不利なルールに書き換えられようとも、怪しい判定をされようとも、文句も言わず、それを受け止め、正々堂々と試合に臨む。
過去のメダリスト達は皆、立ちはだかるアンフェアに打ち勝った勇者達なのだ。
これが日本人の底力なのだと改めて思う。
今回のオリンピックの前に、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題が告発された。
その為、出場停止になった選手が多数いる。
今回はロシアの問題が明るみに出たが、この問題が持ち上がってから、ロシア以外のドーピングをしていた選手が薬物を用いるのを控えたのだろう。
今回の日本人選手の快進撃が物語っていると思うのだ。
今まで、一体どれだけドーピングが横行していたのだろうか。
そろそろ、肉体に対するドーピングだけでなく、道具に対するドーピング検査を強化する時期ではないかと思う。
日本人とたいして体格が変わらないあの国が、ずっと王者に君臨している卓球。
今日は男子卓球団体の決勝も行われた。
日本VS中国。
結果は残念ながら、銀メダルだった。
しかし、
立ちはだかるアンフェアを、よくぞ追い詰めたと拍手を送りたい。